日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

議員生活4年目に入りました!ブログ始めました!

3月23日に3月議会が終了し、議員生活3年目も終了。

 

3月議会13日に12回目の一般質問をしました。

テーマは「1、子育て包括ケアの実現について」

                「2、地域共生社会の実現について」

 

最後の登壇。議員最初の一般質問は1番目。

何故か最初や最後の質問に立つことが多い。

目立って嫌なのに(;_;)議長のくじ引きで決まる順番。

議長ーーーお願いです、最後と最初やめてください!

 

【一歩前進・・・小さいけれど重要!】
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1については、産後のうつで子どもを殺めてしまう、そのような事がないように、特に産後の母子支援を手厚くして貰う事が目的の一般質問でした。国もそのために「子育て世代包括支援センター」を全市町村に32年度まで設置しなさいと言ってます。日光市でも30年度に設置予定です。

 

そこで今回は「子育て世代包括支援センター」のモデルと言われる結城市と、市内の産院に調査に行きました。結城市は素晴らしい実践をされてました。母子手帳を個別で保健師さんが手渡して、困ってないか聞きます。産院では退院後も1回に限り、再び入院し様々な手当てを受ける事が出来ます。産院の助産師さんがセンターのスタッフも兼務し、協働で妊産婦さんを見守ってました。ハイリスクな妊産婦さんを継続してフォローしてました。

 
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更に結城市の妊産婦さんは市内で産むと限らないので、保健所が加わり、広域で妊産婦さんをフォローする体制も出来てました。

センター担当の保健師さんは、何が原因かわからないが、子育てに向き合えない人が増えていると。その事が子どもたちの命に直結し、問題は深刻だと話していました。

 

心配になり、市内の産院に伺うと追い詰められた産婦さんのお話が。しかし個人情報があり市への通報をためらい、どうしたものかと悩み、市と全く連携が取れていませんでした。連携が取れてないという思っても見ない、危険な状況でした。一般質問前のヒアリングでその事を伝えると、健康福祉部長がすぐに関係者呼んでくれ、危機を共有してくれました。

 

結城市のような体制を要望し、一般質問した事により、市は早速産院に行ってくれ、定期的に連携取るようにしてくれました。

 

【一緒がええ】


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2については、「地域共生社会」とは子ども・障害者・高齢者の方々が一緒の所にいる事です。国も多くの人が共に地域で助け合い暮らして欲しいと1昨年「我がこと・丸ごと」をテーマに地域共生実現本部を厚生労働省に設置しました。

 

増える高齢者、少なくなる子ども。介護保険費用も増え続け国の屋台骨を揺るがすほどになってきました。そこで要支援1、2を介護保険から切り離し自治体の責任で面倒をみてくれとなりました。特別養護老人ホームも要介護3以上でないと原則入所出来なくなりました。

 

障害者の方の費用も膨らんでいます。それは家族が担ってた所を公的に負担する事になった喜ばしい事でもあります。しかし財政負担は重い。そこで国は障害者の施設、高齢者の施設と縦割りでだと費用が嵩むので、全ての人が利用出来るように制度変更をかけようとしています。

 

私は費用より、様々な人が一緒に過ごす事は、子どもたちの情操教育にとっても良いと思ってます。共に過ごせば、障害者のある人でなく、○○さんは障害あるけど優しいとか、そういうふうに特別な事でなく受け止める人になってくれると思うからです。


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【会社で急ぎの御客様の連絡は、翌日1番で折り返しは常識?】

「地域共生社会」は以前から一般質問で訴えて来ました。市も国の政策で地域作りを始めています。地域作りを担う社会福祉協議会に調査に伺いました。社会福祉協議会では、地域作りとして地域ケア推進会議を主導する立場です。昨年から地域ケア推進会議を進めて貰うために、市は生活支援基盤整備事業費として2100万円を社会福祉協議会に委託してます。

 

そこで地域ケア推進会議の進捗状況を伺いたく、急ぎ社会福祉協議会の生活支援コーディネターに連絡しました。不在で翌日始業時に連絡を望みましたが、それは出来ないと。何度か連絡し連絡取れましたが多忙で会えない、では違う方でも、それも難しいと。。。議員になってこのような対応うけた事がありません。

 

社会福祉協議会は障害を持つ方の支援もたくさんされています。私の急ぎの対応は我が儘だったとしても、このように連絡も話も出来ないのが通常だと、障害の方の緊急には対応出来ているのか、疑問がわきました。これが障害のある方なら、どんなにか嫌な思いをするだろうと思い、局長にその旨お話ししました。

 

【度重なると】

 以前水害時に社会福祉協議会が災害ボランティアセンター開設時に、特別養護老人ホームが水害にあい、ボランティアさん要請したら、そこは営利企業だからボランティアさん派遣は出来ないと。要介護者がたくさん要るところが営利企業。。。

 

断られたので、すぐ知り合いの特別養護老人ホームの施設長に話したら、翌日にスタッフを派遣してくれました。その後まだ被害が終息していない状況でセンターが1週間で閉鎖とネットにのり、ビックリして市に継続をお願いして再開して貰いました。

【これからどうなる?】

地域ケア推進会議は地域の方々とNPOとの会議を実行し、地域に居場所が必要だ、サロンが欲しいとなり、サロンの先進地足利市に見学に行かれるなど良い実践もされていました。

 

一方で長年実践している地域のサロン、オアシス支援事業を会議で紹介もなく、どこにあるかも把握調査してない事もわかりました。そこをお聞きすると「議員アドバイスに来たのですか」と言われて驚きでした。サロンならオアシス支援事業が該当します。そこと求めるサロンとの整合性を考える上で、当然オアシス支援事業は視野に入ると思って聞いたのですが。。。

 

で今年の予定を聞くと市と話してないので未定と。もう3月です。ここまでサロンについて動いたなら、次はどうサロンを作っていくかの行動が問われています。そのために社会福祉協議会には、生活支援体制整備事業費として市は2100万円出してます。

 

市の意向を待つだけでなく、自分達で何をしていくのか、何が出来るのかを模索し積極的な提案が欲しいなと思いました。市と話してそれからでは、4月は動けないでしょう。1ヶ月は失います。迅速な行動を求めたいものです。

 

【結果は。。。】

上記の件も一般質問で質疑しました。その上で子育て・障害・高齢の方のそれぞれの専門家を行政センター単位の地域に配置して、どんな相談にものれる体制作りを要望しました。

 

このように産科と市が連携なかった、社会福祉協議会の来年の予定は未定と。事件は現場で起きてます。どうしてそうなるのか、構造的な問題がある、そこから政策を提案しないと、良いものが出来ないと思ってます。

 

でも、まだまだ一般質問の展開が上手くなくて、執行部に迫りきらず、結果がでません。修行を積まねば(;_;)


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