日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

最期は自宅で


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入院で安心は得られない

母は6月5日に退院しました。

気丈な母は優等生でリハビリに励み、徐々に歩けるようになりました。が入院生活で被害妄想が出て、退院したいとしきりに訴えるように。お見舞いに行くと、病室の人が苛めると病室で訴える。耳が遠いので大声で言ってるのがわかってない。同室の方に申し訳ない。肩身が狭い。

きっと聞こえない事でやり取りがうまくいかず、トラブってる。私ともしょっちゅうトラブってるので、母の被害妄想に違いない。3年前ほどから物盗られ妄想もあって、嫌な思いさせられて来た。更に悪化、もうやだな。

 

食べられない

食事も食べない事が気になってました。胸焼けがあると、入院前に胃カメラ予定でした。その事を話すと看護師さんから退院したら受けてくださいと。

入院中なのに。。。胃カメラ受けたいとお願いしてやって頂きました。結果逆流性食道炎。退院間際は母はご飯が殆ど食べられなくなってました。私は看護師。逆流性食道炎だけで、これほど食べられなくなるのはおかしい。入院2ヶ月で体重が10kg以上落ちています。

お見舞いの度に食事量聞いてますが、「大丈夫です。食べられてますよ」母の食べられないの話と食い違います。看護師根性が出て、食事量記載見せて頂きました。出された3分の1も食べられてない、問題ないとの認識に問題を感じました。

リハビリ病棟に移った際の医師の言葉が甦ります。

 

素晴らしいインフォームドコンセントだった

「入院は1ヶ月です。リハビリ病棟は3ヶ月まで入院出来ますが、それは出来るとの話で、安達さんの場合は1ヶ月です。肺炎など問題が起きた時の対処はしますが、それ以外の積極的な治療はしません。皆さま高齢ですから。治療が必要な時はしますがいちいち連絡はしません。来たときにお話するので、聞いてください。」

転科時の医師の合理的な説明に納得したんですが、この医師の言葉のもつ問題を後々知ることに。。。

 

高齢者の入院のリスク

高齢者の入院は、環境がかわったことで、ストレスが大きく、認知症が進む場合もあり弊害が大きい。その事は有料老人ホーム等の勤務経験からもわかってました。入院してから医師にその事を幾度となく言われ、それが出てる母。入院は長引かせてはいけない。。。でも歩けない状態で一人暮らしは無理。

1ヶ月で退院。期日が迫る。母がどこで暮らすか早急に決めないと。私の所に来ることを頑なに拒む母。施設も絶体嫌。家に帰してと懇願され、私のストレスもマックスに。

 

介護疲れ

入院させていても全く気が休まらない。病院まで往復3時間。堪える。一人っ子で他に頼める人もいない。

歩けるようにはなった母。本当にリハビリ病棟に入れて頂き感謝です。が食事を食べない、愚痴だらけの母、今後の事。。。

来年は選挙を控え、しなければならないことが山のよう。

 

決断

母の退院が6月5日に決定しました。

もう家に帰って一人暮らしを続けて貰うことにしました。

入院が2ヶ月に渡り、家に帰りたい母の強い気持ちが良くわかったこと。母は施設などの集団生活は、性格からも無理、それは我が家に呼び寄せても同じように無理でした。

国も在宅で最期をと推進しています。私も看護師の経験、議員としての思いからも実現させたい。自分が無理なのに人様に勧められない!

往診してくれる医師もいます。そこは小山市で長年往診をしている有名な太田医師の、系列の所です。ケアマネさんもそこに在籍している方をお願いしました。

 

。。。今母はいつ逝ってもおかしくない状況です。悲しくてたまりません。大事な母を喪ってしまう心労で、FB更新もままならず、母の介護ブログも更新出来ずにいました。ですがこの体験は議員として多くの学びがあります。多くの方の参考にもなると思っています。おりをみて書いていきます。

 

  医療と介護の連携の難しさ、ここを埋めていく政策が、親を看取る全ての人に優しくあって欲しい。それをしていくのが議員としてのつとめ、そう思いながら、僅かに残された母との時間を過ごしています。

 


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実家に行く道すがら、宇都宮の花火見られました。

よい息抜きに。素晴らしい花火。ありがとう❤