日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

涙が!とちぎ女性会議


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9月9日とちぎ女性会議に参加してきました。勇気と感動をもらい、素敵な女性と繋がれた1日でした。

恒例の6時30分にラジオ体操に参加後、那須町へ。秋晴れのすみわたる空に、雄大な山並みが映る、素敵な那須高原ビジターセンターで開かれました。

 

男性の仕事につく女性


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10時30分から実行委員長の吉田さんの挨拶、那須町長の高久さんの挨拶がありました。

午前中は4人の女性と1人の男性の発表。

今回4人の女性は、男性の仕事と思われる仕事についています。

2人の女性は家業を継いだお話でした。お一人は農業。お一人は日光市在住の沼尾綾乃さんで、タクシー会社をお父様から引き継ぎました。

 

置かれた所で咲きなさい


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農業を継いだ女性は「女一人でも出来る」との亡き父の言葉を頼りに子を3人連れて帰郷。周りの優しさに助けられて続けたが、子育て、家事、仕事をするのは大変。その時に夫に家事参加の話をして協力を得られ乗り切れた。

沼尾さんは高齢の男性社員が多い職場で苦労された。大変な社長業の中で夫が倒れ、最後に話したときは笑顔でなかったと後悔。幸い夫は病から復帰され家業を手伝ってくれるようになったそうです。人はいつ何があるかわからない。いつ最後になっても後悔しないようにと笑顔を心がけてきたそうです。

社長業に現在は民生委員もされ、激務なのにいつも可愛い笑顔

でおられ、凄いなと思っていましたが、切なる思いがあったのですね。社長業に介護も大変な事でしたね。

もうお一人は営業職。それも出産し復職したばかり。お子さんが体調悪く看病でボロボロ。整体受けてやっと復活。こんなに仕事と育児が大変だと思わなかった。それでも営業職で頑張って行きたいと。母から手を抜いてとほどほどと言われるが、どうすれば手を抜くのかがわからない。成る程👀

 

我が身と重なる

 

もうお一人の女性のお話に、泣いてしまいました。裂傷症で生まれつき指が1つない彼女。いじめられ手を隠した事もあった。中学生の時にそれではいけないと自分を変えた。結婚し2児をもうけ、次女さんが裂傷症で産まれ、偏見にあいシングルマザーに。

私の子どもたちも大病になり、偏見に苦しみました。夫の理解も同じく得られず、彼女の苦しみが良くわかり、当時を想いだし泣けてきて。

 

子育てしながら、難しい資格をとり自営業に。子どもに淋しい思いをさせてないかと自分を責めてしまう彼女に、エールを送りたくてマイクを握りました。

 

自分の体験、病を乗り越え長女は結婚。式で私の子どもに産まれて良かったと言って貰えたこと、頑張り屋の彼女の未来にそういう事があると伝えたかったのです。

 

議員の責務

 

そうして議員である自分たちに出来る事を聞きました。裂傷症という障害があることを知って欲しいと。その事で子どもが生きやすくなって欲しいと言われ、何が出来るか考えています。

裂傷症の絵本があると。それを学校に置くことなのか。。。

 

男性の挑戦


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 森林ノ牧場に転職した男性のお話でした。

森林ノ牧場はジャージ牛を森で自然放牧しています。牛舎はありますが、搾乳の時にしか使いません。ふだん、冬も夏も、夜でも牛たちは森の中で暮しているのです。

夏場は牧場に生えている草や木の葉を食べ、冬にはサイレージ(牧草をサイロなどで発酵させたもの)を与えますが、もちろん無農薬の牧草から作られた飼料です。

糞は森でするので掃除する必要もありません。森林の堆肥になったり、近くの農家が肥料に活用するなどしています。

。。。とういうのはネットから。とつとつとしてお話が苦手そうでした。が念願の仕事につけて牛が、那須町の自然が大好きな事は伝わりました!

 

昼食はお外で

 

広々としたお外でお弁当をさくら市の大河原さんと頂きました。

せんだってみつばちの講演会を開催された方です。今後の活動についてお伺いして、他の議員さんと連携出来ないか話しました。

議員活動のあれこれも。

にしても「凄い鯖弁当」の名前に惹かれ頼みましたが、めっちゃ美味しい❗

 

午後は女子トーク炸裂

 

午後は2人の女性と2人の男性のパネルディスカッション。

テーマは「人と比べない幸せ」

比べるのは成長の糧になる、自分は自分と4人ともどう聞いても答えられる。自分を生きてる、皆さん。私は比べられて駄目だしされ凹んでばかりの毎日。自分を捨てて議員らしさを追い求め、息苦しい毎日。自分の時間もない。

自分を見失ってた、そう気づかされました。

その後テーマについて等グループトークでした。7月に出産したばかりの進行役の方の軽妙な運びに、心が解きほぐされ、いっか、ここは那須町。知らない人ばかり。議員になる前の自分に戻ってみたくなった。

皆さんも日頃のウップン悩みが炸裂。少人数なのに話の出番が回って来ない人が出る出る。他の人の悩みに皆さん「あるある」ウンウン聞き入る。これも進行役の方の指示で人の話を聞いてくださいと。知らない人とだから盛り上がれた。

私も息苦しい思いを吐き出せ、「えーさっきと違う話ぷり。議員って大変」

以前は周りを気にせず(今も?(・・;))))、信じた道を一直線。悩みは少なかった私。良くも悪くもあった。自分を生きてた。

 

懇親会も最高


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めっちゃ美味しい。ここでも新しい出逢い。コンサルティングの仕事の世界が知れて、偶然森林ノ牧場のパートナーさんで、夫の転職を支える様子、知らない所で子育て、仕事の再開、様々にあるのだな、苦労を知らない人は少ないのだ、それをそれぞれに乗り越える女性の強さを感じました。

 

実行委員会の皆さまへの感謝

とちぎ女性会議は女性の生きざまを軽やかに訴える。男性の視点も、というより男性の男性的でない生き方の方の参加で、こういう人と結婚すれば良かったなーと思わせる男性の存在が良い案配。

そのようなバランス感覚溢れる人材が毎回登場します。人脈がひろい実行委員長の吉田さん始め、実行委員会の皆さまが素晴らしい。

私たちの時代は肩肘はって、男性と張り合い、家事育児を一身に担って、必死に努力。可愛くない生き方。未だに議員はそうかも知れません。

 

日本女性会議

とちぎ女性会議は日本女性会議に、吉田さんが参加したことから始まりました。吉田さんは日光市でサロンドニッコーを経営し、日光市男女共同参画委員のメンバーでもあります。

各地のやりたい女性のてあげ方式で開催地が決まる日本女性会議。今年は苫小牧、来年は金沢。再来年は佐野市です。

このような女性へ勇気を与える素晴らしいとちぎ女性会議。日本女性会議となればより多くのかたへメッセージが届けられることでしょう。

日光市での開催への思いが強くなりました。