日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

議員のお仕事


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全員協議会 

日時 11月14日(火)午前10時00分
場所 委員会室
事件 報告事項5件
  1)日光市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の原                      案について
  2)日光市子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について
  3)日光市太陽光発電設備設置事業と地域環境との調和に関                 する条例の原案に係るパブリックコメントの結果及び原                  案の修正について
   4)日光市リサイクルセンターにおける火災について
   5)農業委員会法の改正に伴う対応について

 

質疑は議員の本分

 

議会で審議される内容は結構間際に郵送で来ます。

目を通して質疑するために、調べるには時間がないといつも思っています。

それには日頃アンテナを高くして情報収集していないと、即応出来ない。

議会に召集され、事件に対して質疑する、これが議員の本分ですから毎回質疑する事を心がけてます。が質疑する人は少ないのが現状です。

 

介護保険事業者と市の温度差

今回1)と2)について質疑しました。

日光市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の原 案については、国が介護報酬の減額、介護度の低い人の市町村への移行、介護報酬を市町村で決めるなど、大きな改定を含み、利用者、事業者を巻き込む重要な計画です。

介護保険事業者は、度重なる介護報酬の減額で事業がたち行かなくなってます。

日光市社会福祉協議会さんも、地域に事業者が出来たからとの事で2ヶ所が撤退しました。が1000万円もの赤字が出ての撤退です。

市内の介護保険事業者で、赤字化が進み、撤退を考えてるとの声を聞いています。その声を既に2年前に市に届けましたが、そういう声は事業者から届いてないと一蹴されてしまいました。

 

真剣みがない市の対応

1年前ですが、市が認知症グループホームを募集した際に、事業者が現れなかったとの報告がありました。

待機者は何人でその影響を質疑した際に、調べてない、事業者を積極的に探してないとの答弁。あきれてしまい、次の質問に詰まりました。

必要だからグループホームを計画した、なのに必要な人の数字もつかんでない?事業者も探さない?そのままでいいと?

福祉の先進地と言われた日光市。悲しかった。

これも質疑でわかった事です。

 

懸念

その経緯もあるので、日光市は真剣に介護保険の行く末に取り組んでいるのか、この計画に疑問を持っていました。

最初に介護保険報酬が明示されないのに、驚きました。その報酬いかんで事業者の撤退が進めば、計画あって、サービスなしになる可能性があります。

今度の介護報酬の改定は、国が介護度の低い人はボランティアで対応と。大きな後退です。その事の認識が介護保険事業者の経営者にも充分に行き渡っていません。

メディアにも流れません。

 

他市町村に遅れてる

市内でそのような勉強会もないようです。介護保険事業者の方々の集まりに先日提案しましたが、「議員それはまだ早いです」と。他市町村では市民への講演会も始まってます。

2年前に介護保険事業者の方に直接講師を紹介し、市も巻き込み講演会が開催となりました。

市民にも参加できるようにと要望してました。が介護保険事業者の方だけ対象で、セッティングした私ですら参加出来ない事態に。介護保険事業者ではないものの、障害者・高齢者の送迎をしている団体の方は申し込み断られてました。

。。。ですから質疑が厳しいものになりますよ、当然。

 

在宅介護オアシス支援事業の行方

在宅介護オアシス支援事業は、介護の必要のない元気な高齢者と障害者の方、子どもたちの居場所です。総合事業への移行に際して柱になる事業です。

その事が行政の方の認識がなく、他市町村は総合事業に当市の在宅介護オアシス支援事業のようなものを作りたいと、今や懸命になってます。

要支援1、2が介護保険から切りはなされ、その方々の居場所は在宅介護オアシス支援事業が適切です。一般財源から総合事業へ財源が移行出来きるからです。

しかし介護状態の人が利用することで、運営者への補助金増やさなくて良いのか、介護に対する運営者の方々への理解、介護予防への意識の高まりを持って頂く事が必要なんです。

が運営者の方々に示されたのは、要支援1、2を受け入れるか受け入れないかと選択制にしています。

選択制にする余地がないところに来ているんです。

今回示された計画にもそこへ触れられる事はなく、充分に利用されてない、オアシス事業者への対策もありません。

 

生活支援体制整備事業の検証

この計画で、生活支援体制整備事業の中で、高齢者の居場所作りが必要だ、政策つくりまで視野に入ってるとなっていました。

事業を受けた社会福祉協議会さんに以前聞きに行きましたら、居場所作りが必要だ、そのために足利市まで見学に行かれたと。

その前に在宅介護オアシス支援の所に行かれましたか?と伺ったら「議員それはアドバイスですか?」と。

「居場所と言えばオアシスさんですよね?そこをまず見る必要はありませんか?」と。返答はなかったように思います。

このような連携がなくて良いのでしょうか?

生活支援体制整備事業の中で配置される、生活支援コーディネーターには、地域にある資源を把握する役割が求められています。

それもしていない状況で、政策つくりまで生活支援体制整備事業ですると。この事業に既に2年近く費やされています。

2年間で約4000万円の事業費が投じられています。

14日に在宅介護オアシス支援事業の利用状況と対策、生活支援体制整備事業の成果と在宅介護オアシス支援事業へ調査していない件質疑しました。

が全員協議会で同じ事での質疑は3回までと決まっています。それを超えるには議長の許可がいります。

利用状況悪いところはあるが、取り消しまではいかない。充分に利用されていない所へ、どのようなてこ入れをするかまでの答弁はありませんでした。

社会福祉協議会さんへ、在宅介護オアシス支援事業への調査を依頼すると。

しかし計画の中に4000万円も投じた結果の反映を見てとれません。一般質問する事にしました。

 

2)日光市子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について

座間市の9人殺害事件はSNSで知り合って起きました。最年少は15才。誰が被害者になってもおかしくない、そう日光市の子どもたちにも起きうる事件です。

子どもたちにSNSで知らない人に会うことの危険性を、わかって欲しい。

そう思ってたときに、学校でSNSに対する講演会が開催してると計画にありました。

年3校。。。うーん全員が在校中受けられるのか、質疑しました。担当課の話では良くわからない。

在校中に全員が一度は受けられるのか再質しました。教育長が答弁し、どうやら全員が在校中受けられると。

更に今回の事件を受けて、何か対策は?と聞きました。特にないと。。。うーん。。。