適応指導教室を民間運営に!
12月3日、ワカモノフェスタに行って来ました。
ワカモノフェスタとは不登校・引きこもりの方々のお祭りです。
議員になる前に10年ほど引きこもりの若者のサポートをしていました。その時にワカモノフェスタに参加していました。
私がサポートした若者は、高校の不登校から8年間一歩も家を出た事がなかった若者でした。始めはそのような想像を絶する若者がいるなんて思いもよらない事でした。
中野謙作さん
若者と出会ったのは、ある人との出会いがきっかけです。その人は、中野謙作さん。市民活動支援センターを私が運営している時に、中野さんがセンターに来て、引きこもりの若者の居場所をやってくれないかとお願いされたのです。
10年以上前の事です。センターとしてやるわけには行かないので、センターの受託団体のNPOおおきな木で居場所を始めました。
そこで10、20年と引きこもってる若者がたくさんいるという事実を知りました。日光市に200名はいると言われています。
若者のお母様にもあい、その年月の苦しみを聞き、子を持つ親として、その果てない苦しみをほおって置くことはできませんでした。
引きこもりの親の会があることも知りました。
NPOおおきなき木
NPOおおきなき木は、家族や本人だけでは解決しない、社会的なニーズの解決を目指して設立した中間支援団体です。2001年に仲間と共に設立しました。
ですから引きこもりの方々の居場所も引き受けました。
引きこもりの方々のサポートは想像を絶する困難がありました。居場所に来ると言っても来ない人。電話して聞いたことに3分くらい返事がないとか。人と食事したのが数年ぶり。ポットの使い方がわからない。。。
サポート方法が確立されていなかったこと、サポートする資金は公的なものがなく、親御さんから利用料として頂くしかなかった。
それを書き出すといくらでも。。。何せ10年の悪戦苦闘が。いずれ書きます、、、たぶん(-o-;)
引きこもり相談センター「かがやき」さん
私がサポートした若者は、親御さんの努力で外で活動できるまでになってた時に、就職出来るようになるまでをサポートさせて頂きました。
経済的な基盤を市が担ってくれる、それがないとうまく行かないので、議員になったら一番に叶えたいのが、引きこもりの方々のサポート体制でした。
市に訴えて、ついに日光市に引きこもり相談センター「かがやき」さんが出来ました。
その際中野さんにも行政に働きかけて頂きました。ありがとうございます。
栃木県内では県が運営する子ども・若者引きこもり総合相談センター「ポラリス」さんしか引きこもり相談センターはありません。「ポラリス」さんは中野さんの運営する一般社団若年者支援機構さんが受託してます。
適応指導教室を民間運営は脚下
あれ本題から外れてしまいました。
引きこもりの方々のきっかけに不登校があります。不登校の時になんらかのサポートがあれば、長期に引きこもる事はなくなります。
そこで議員になってから、不登校対策にも力を入れて来ました。
日光市にもあり、調査に伺った事があります。
不登校のまま、高校進学も就職もしないお子さんが年間数名います。その子どもたちはどうしてそうなったのか、中学校卒業後の支援はどうなってるのか、その調査のために行きました。
以前高根沢町の公設民営の、適応指導教室「ひよこの家」に10年以上前に見学に行きました。
古民家で子どもたちが生き生きと過ごしていました。
そこから比べると日光市の適応指導教室に色々と思うところがありました。
やはり公設民営が良いと思い、市に提案。。。脚下。
「ひよこの家物語」
そこに参議院議員高橋克則さん、前高根沢町長の「ひよこの家物語」があると聞き来ました。
高橋さんは中野さんから、不登校・引きこもりの方々の話を聞き、適応指導教室を公設民営にすることにしました。
見つけた場所は古民家。高齢者の方の一人暮らしでごみ屋敷。アパート借りて引っ越しませんか?と声をかけ、アパート代を払うことで、600坪、月5万円で古民家は無料で借りることに。
役場の職員ボランティアで片付け。
不登校誤解にみちあふれてる。1軒1軒歩いて説明。地域の方は理解し受け入れてくれた。
15年9月オープン。12月のクリスマスは、地域でひよこの家を支援する会出来、暖かなクリスマスツが迎えられた。が理解は町民全体ではなかった。
95%指示されて当選した。その自分が行くことで理解を深めて貰った。
ひよこの家を支援する会が、小屋を改修。足りない部分議会に。出来た後に予算請求。あり得ないが対応してくれた。
ハコモノ作った。教育委員会は運営しないで欲しい。公設にしたが、とちぎ教育ネットワークに担って貰う。
そこに中野さんがいた。中野さんフリースクールやって大変な子どもたちと向き合って、借金まであった。そういう人に任せたい。
どこでじゃなく、何を学ぶか。
不登校児童いませんという校長先生。保健室登校だったり。そこで学びは出来ない。
学校復帰を目的としない。出席扱いは当然。ひよこの家にいても担当はそのまま。
平成15年。中野さん教育委員会に。教育委員は名誉職。中野さんをどこの馬の骨かと反応。本籍は東京の麹町。
中野さん5万円の携帯代。子どもたちとの話に使っていた。
当初16人。お弁当持ってこられない子どもたちもいた。
ひよこの家14~500万円、町の予算。近隣市町村から来たいとか、義務教育までしか出来ないとか課題がある。
教育長民間人にした。
教育機会確保法
昨年12月教育機会確保法制定。行政とフリースクールの連携をするようにとうたっており、不登校のお子さんの学ぶ場の確保にやっと光があたる法案です。
勉強し市政に生かさねば。
組織も大事だが、人が大事。職員の阿久津正さんがいて出来たこと。癌で亡くなった。
会場から次々に質問が
Q 何故ひよこの家のような事が他市町村に拡がらないのか?
多様な学びが保障されるのに何故拡がらないのか不思議に思っている。組長と教育長の考えの一致が大事。
Q 今のままのひよこの家であって欲しい。
NPO次世代育成が出来、ひよこの家の思いのバトンタッチ。ひよこの家を継続するための条例作りを進めている。
政治は大事❗
やっぱり適応指導教室は民間に!継続して訴える勇気を頂きました❗
現市長は「かがやき」さんを作ってくれ、現市長が選んだ教育長が民間運営に反対。。。
4月には市長選があります。やっぱりトップの決断が困難な状況の子どもたちを救います。市長が任命する教育長も大事。そういう事も理解している市長かどうか。
どうか皆さま困難な時に助けてくれる市長を選びましょう!
その前に自分も当選しなきゃ😓