日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

全国校区小地域福祉活動サミットin NIKKO



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日光市藤原総合会館で行われました。

第11回、全国から900名余りの人の参加です。

日光市社会福祉協議会の方々のご尽力で、素晴らしい会が誘致されました。

 

基調講演「小地域のモト」

 
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基調講演会は関西学院大学名誉教授関東学院大学客員教授

牧里毎治さん

 

1、地域社会をめぐる社会


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福祉を語るのが憚れる世の中。犯罪も起きています。

福祉に参加が少ないのは世の中が悪い。生活困窮者、シングルマザーなど大変な人たちがふえ、余力のない人たちが増えています。その影響なので、皆さまの力が足りないわけではない。

社会がズタズタ。非正規、すぐに首が切られる。十分な給与が貰えていない。そういう状態で誰が参加できるか。

なのに自己責任と言われる。

こういう中でも全国には頑張ってる人がいます。そういう人を紹介できないかと、3人くらいで始まった。

 

2、小学校区の地域福祉活動の今


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徳谷さん、地域の子どもたちを育てる。ハートフレンドさん。自分の子どもじゃなく、地域で子どもを育てる、どっかに置き忘れた感覚を実践している団体です。

コスモスの家。川崎市、自分達で保育、介護施設作った。昔活発に活動していった人自身が認知症なると隠す。堂々と言う方が良いでしょう。

そういう風潮の中で、鈴の会ダイヤモンド・クラブさんは認知症の方の家でパーティー。

生活支援コーディネーター介護保険で賄われ良い。追い風だが危うい。サービスやったら対価を払うのは、当り前だが、サービスを提供する、受けとる関係になってそう方向性になれない。

2人だけの関係に。サービス良いとか。悪いとかの話になり、金の切れ目が縁の切れ目。

家族のご飯に対価を払うか。お金が絡まないで関係がある。

スーパーに行く、レジに知り合いがいる、声かける。

八百屋によもやま話があった、商い。

今の世の中はそういう無償のご近所のサポート無くなっている。

 

3、小地域社会で取り組む意味


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身近な問題を身近な人で行う。安近簡短が良い。

肩書きがあるとやり易い。独居老人に肩書きない人が行ったら、かわった人、財産狙い?選挙があるから?と。

委員という肩書きがあると動きやすい。

お金はないが使ってない物はある。空き家。

認知症、障害があっても外へ。小地域なら出られる。

住民であれば参加できる➡「なべ物社会」

 

4、社会関係資本

 

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100年前から上記の事は世界で言われていた。

精神障害者認知症排除していた。コミュニティの維持のため。誰かが村の維持のために犠牲になる。椅子取りゲーム。

プラスとマイナス両方ある。

3番目の居場所がない。学校と家の2つだけ。

共有空間。信頼関係があるかないかで、違ってくる。

 

5、地域社会のこれから。。。未来の夢は


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リレーで働く。休み休み働く。働き方改革。今は仕事をしながら地域活動続ける事がむずかしい。

 

6、大事にしたい基本視点


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中卒仕事がない。ヘルパーでもパソコン出来ることが求められる。

繋がるサービス。地域社会のお家芸

人材発掘。お金がないじゃなく、あるもの探し。

うまく行くところ、地域以外の人を受け入れてる。

大学の先生を入れている。地域留学の勧め

100人以上の人が面倒をみてくれる。ずっと同じところにいない、異動する時代。

里山主本主義➡お金で買えないものがある。

介護保険変わるよ、総合事業に。要支援1、2の人たちが介護保険から切り離され、市町村でサービスを担保するのが、総合事業です。

要支援1、2の方は、今まで介護保険で専門家のケアから、住民が行う事業への参加となってきます。そのための受け皿作り、住民の協力が必要です。

全国サミットでは、皆さんが主役。

 

第10分科会住民主体を育む場作り


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「住民主体」を合言葉に、小地域福祉活動の輪が全国に広がっています。しかし、ときにその合言葉は便利使いされ、気づけば政府や行政、ときに社協や研究者からの押しつけのようになっていたり、教え込まれたりするような場面も少なくないのではないでしょうか。

この分科会では、住民自らが決定し、活動や事業を創っていく過程の中で、ときには対立を乗り越えながらも「住民主体」をいかに育んでいくか、その場づくりを参加者とともに、失敗談を含めてぶっちゃけトークでしゃべり明かします。

 

実践報告

●ラ・ビスタささえ愛ネットの仲間たち(兵庫県宝塚市

NPO法人ハートフレンド大阪府大阪市) 代表理事 徳谷 章子 さん

ファシリテーター社会福祉法人 豊中市社会福祉協議会 福祉推進室長 勝部 麗子 さん

 

ラ・ビスタささえ愛ネットさん発表。


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宝塚市のマンション15棟2900世帯。8000人の自治会で立ち上げた組織。主な活動員89名。4名の女性が発表。

自治会で以前から市に介護の事など要望していたが、明確な返答がなかった。

そこで自治会で2012年福祉の勉強。大変な状況をしり、住民に困りごとのアンケートと何か出来ますかと。211名手伝い出来る。


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粗大ゴミ出せない人の所に行き、まとめて出した。ここから活動。コーディネーター4人。3ヶ月交代。電話一本持ち回り。

1回1人200円。全額活動者へ。


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地域の方が集まれる場を作る
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学校の下校時のサポート
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活動を自治会掲示板にアップ
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お祭りのお手伝いも。
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自治会に様々な上手さんがいた。企画上手、編集上手。。。
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4人の素敵な女性の発表に、仕事をしてる有能さが随所に出ており、お一人は自治会の現会長さん。ニーズに的確に対応する、柔軟さ、実行力に感服。地域作りのお手本のような方々でした!

 

NPO法人ハートフレンドさん

 
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徳谷さんは教職に就いていたが、結婚し夫の実家の仕事を手伝うことに。傍ら知らない所での3人の育児。重度のうつ病。回復し子ども会誘われ参加し孤独な育児から救われた。

が子ども会は子どもが大きくなったら卒業。もっと続けたい、それには拠点が欲しかった。

地域の仮設消防署、3400万円で建設も取り壊す事をしり、使わせてと嘆願。市が自治会に無料で貸す。そこで寺子屋を始めた。


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子ども6人だけ。電気代も賄えない。

頑張ってやがて250人来るまでに。

寺子屋は利用料無料。仮設はいつまでも使えない。自治会も早く独立してくれと。そんなピンチに文科省助成金をしる。
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助成には団体となる必要性があった。NPOって何?

悩んだら勉強会。


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放課後児童ディを始めたのは、経済的に安定した、継続した居場所が欲しかったのと、障害を持ったお子さんの療育の場が欲しいとの声があった。両方を満たすものとして始めた。

不登校のお子さんが多い。緊張感が高いお子さんが増え、母親から離れられない。そこでワイワイクッキング開始。月2回。

中心的に活動する人は47人。他の団体に応援にも行く。

 

。。。最近嫌な事が多くて、プチ引きこもりだった。

熱い思いの人達に勇気を貰った。そうだ、30代の時に、ミニディの立ち上げに参加し、ホームヘルプサービス団体の設立に参加、市民活動支援センターの母体となる「今市ボランティアセンター」もやってた。手弁当で貧乏だったけど、志で生きてた。

 

。。。こういう何とかしたい、議員になったのはその延長。

忘れていた熱い想い。ピンチにチャンスをいただいた、ありがとうございます。

 

大宴会


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1日目の締めはホテルに500人?の大宴会。にっこう和楽躍りを参加者で踊る、めっちゃ盛り上がったものでした!