日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

全国校区小地域福祉活動サミットin NIKKO



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日光市藤原総合会館で行われました。

第11回、全国から900名余りの人の参加です。

日光市社会福祉協議会の方々のご尽力で、素晴らしい会が誘致されました。

 

基調講演「小地域のモト」

 
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基調講演会は関西学院大学名誉教授関東学院大学客員教授

牧里毎治さん

 

1、地域社会をめぐる社会


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福祉を語るのが憚れる世の中。犯罪も起きています。

福祉に参加が少ないのは世の中が悪い。生活困窮者、シングルマザーなど大変な人たちがふえ、余力のない人たちが増えています。その影響なので、皆さまの力が足りないわけではない。

社会がズタズタ。非正規、すぐに首が切られる。十分な給与が貰えていない。そういう状態で誰が参加できるか。

なのに自己責任と言われる。

こういう中でも全国には頑張ってる人がいます。そういう人を紹介できないかと、3人くらいで始まった。

 

2、小学校区の地域福祉活動の今


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徳谷さん、地域の子どもたちを育てる。ハートフレンドさん。自分の子どもじゃなく、地域で子どもを育てる、どっかに置き忘れた感覚を実践している団体です。

コスモスの家。川崎市、自分達で保育、介護施設作った。昔活発に活動していった人自身が認知症なると隠す。堂々と言う方が良いでしょう。

そういう風潮の中で、鈴の会ダイヤモンド・クラブさんは認知症の方の家でパーティー。

生活支援コーディネーター介護保険で賄われ良い。追い風だが危うい。サービスやったら対価を払うのは、当り前だが、サービスを提供する、受けとる関係になってそう方向性になれない。

2人だけの関係に。サービス良いとか。悪いとかの話になり、金の切れ目が縁の切れ目。

家族のご飯に対価を払うか。お金が絡まないで関係がある。

スーパーに行く、レジに知り合いがいる、声かける。

八百屋によもやま話があった、商い。

今の世の中はそういう無償のご近所のサポート無くなっている。

 

3、小地域社会で取り組む意味


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身近な問題を身近な人で行う。安近簡短が良い。

肩書きがあるとやり易い。独居老人に肩書きない人が行ったら、かわった人、財産狙い?選挙があるから?と。

委員という肩書きがあると動きやすい。

お金はないが使ってない物はある。空き家。

認知症、障害があっても外へ。小地域なら出られる。

住民であれば参加できる➡「なべ物社会」

 

4、社会関係資本

 

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100年前から上記の事は世界で言われていた。

精神障害者認知症排除していた。コミュニティの維持のため。誰かが村の維持のために犠牲になる。椅子取りゲーム。

プラスとマイナス両方ある。

3番目の居場所がない。学校と家の2つだけ。

共有空間。信頼関係があるかないかで、違ってくる。

 

5、地域社会のこれから。。。未来の夢は


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リレーで働く。休み休み働く。働き方改革。今は仕事をしながら地域活動続ける事がむずかしい。

 

6、大事にしたい基本視点


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中卒仕事がない。ヘルパーでもパソコン出来ることが求められる。

繋がるサービス。地域社会のお家芸

人材発掘。お金がないじゃなく、あるもの探し。

うまく行くところ、地域以外の人を受け入れてる。

大学の先生を入れている。地域留学の勧め

100人以上の人が面倒をみてくれる。ずっと同じところにいない、異動する時代。

里山主本主義➡お金で買えないものがある。

介護保険変わるよ、総合事業に。要支援1、2の人たちが介護保険から切り離され、市町村でサービスを担保するのが、総合事業です。

要支援1、2の方は、今まで介護保険で専門家のケアから、住民が行う事業への参加となってきます。そのための受け皿作り、住民の協力が必要です。

全国サミットでは、皆さんが主役。

 

第10分科会住民主体を育む場作り


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「住民主体」を合言葉に、小地域福祉活動の輪が全国に広がっています。しかし、ときにその合言葉は便利使いされ、気づけば政府や行政、ときに社協や研究者からの押しつけのようになっていたり、教え込まれたりするような場面も少なくないのではないでしょうか。

この分科会では、住民自らが決定し、活動や事業を創っていく過程の中で、ときには対立を乗り越えながらも「住民主体」をいかに育んでいくか、その場づくりを参加者とともに、失敗談を含めてぶっちゃけトークでしゃべり明かします。

 

実践報告

●ラ・ビスタささえ愛ネットの仲間たち(兵庫県宝塚市

NPO法人ハートフレンド大阪府大阪市) 代表理事 徳谷 章子 さん

ファシリテーター社会福祉法人 豊中市社会福祉協議会 福祉推進室長 勝部 麗子 さん

 

ラ・ビスタささえ愛ネットさん発表。


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宝塚市のマンション15棟2900世帯。8000人の自治会で立ち上げた組織。主な活動員89名。4名の女性が発表。

自治会で以前から市に介護の事など要望していたが、明確な返答がなかった。

そこで自治会で2012年福祉の勉強。大変な状況をしり、住民に困りごとのアンケートと何か出来ますかと。211名手伝い出来る。


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粗大ゴミ出せない人の所に行き、まとめて出した。ここから活動。コーディネーター4人。3ヶ月交代。電話一本持ち回り。

1回1人200円。全額活動者へ。


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地域の方が集まれる場を作る
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学校の下校時のサポート
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活動を自治会掲示板にアップ
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お祭りのお手伝いも。
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自治会に様々な上手さんがいた。企画上手、編集上手。。。
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4人の素敵な女性の発表に、仕事をしてる有能さが随所に出ており、お一人は自治会の現会長さん。ニーズに的確に対応する、柔軟さ、実行力に感服。地域作りのお手本のような方々でした!

 

NPO法人ハートフレンドさん

 
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徳谷さんは教職に就いていたが、結婚し夫の実家の仕事を手伝うことに。傍ら知らない所での3人の育児。重度のうつ病。回復し子ども会誘われ参加し孤独な育児から救われた。

が子ども会は子どもが大きくなったら卒業。もっと続けたい、それには拠点が欲しかった。

地域の仮設消防署、3400万円で建設も取り壊す事をしり、使わせてと嘆願。市が自治会に無料で貸す。そこで寺子屋を始めた。


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子ども6人だけ。電気代も賄えない。

頑張ってやがて250人来るまでに。

寺子屋は利用料無料。仮設はいつまでも使えない。自治会も早く独立してくれと。そんなピンチに文科省助成金をしる。
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助成には団体となる必要性があった。NPOって何?

悩んだら勉強会。


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放課後児童ディを始めたのは、経済的に安定した、継続した居場所が欲しかったのと、障害を持ったお子さんの療育の場が欲しいとの声があった。両方を満たすものとして始めた。

不登校のお子さんが多い。緊張感が高いお子さんが増え、母親から離れられない。そこでワイワイクッキング開始。月2回。

中心的に活動する人は47人。他の団体に応援にも行く。

 

。。。最近嫌な事が多くて、プチ引きこもりだった。

熱い思いの人達に勇気を貰った。そうだ、30代の時に、ミニディの立ち上げに参加し、ホームヘルプサービス団体の設立に参加、市民活動支援センターの母体となる「今市ボランティアセンター」もやってた。手弁当で貧乏だったけど、志で生きてた。

 

。。。こういう何とかしたい、議員になったのはその延長。

忘れていた熱い想い。ピンチにチャンスをいただいた、ありがとうございます。

 

大宴会


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1日目の締めはホテルに500人?の大宴会。にっこう和楽躍りを参加者で踊る、めっちゃ盛り上がったものでした!

 

 

 

議員のお仕事


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全員協議会 

日時 11月14日(火)午前10時00分
場所 委員会室
事件 報告事項5件
  1)日光市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の原                      案について
  2)日光市子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について
  3)日光市太陽光発電設備設置事業と地域環境との調和に関                 する条例の原案に係るパブリックコメントの結果及び原                  案の修正について
   4)日光市リサイクルセンターにおける火災について
   5)農業委員会法の改正に伴う対応について

 

質疑は議員の本分

 

議会で審議される内容は結構間際に郵送で来ます。

目を通して質疑するために、調べるには時間がないといつも思っています。

それには日頃アンテナを高くして情報収集していないと、即応出来ない。

議会に召集され、事件に対して質疑する、これが議員の本分ですから毎回質疑する事を心がけてます。が質疑する人は少ないのが現状です。

 

介護保険事業者と市の温度差

今回1)と2)について質疑しました。

日光市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の原 案については、国が介護報酬の減額、介護度の低い人の市町村への移行、介護報酬を市町村で決めるなど、大きな改定を含み、利用者、事業者を巻き込む重要な計画です。

介護保険事業者は、度重なる介護報酬の減額で事業がたち行かなくなってます。

日光市社会福祉協議会さんも、地域に事業者が出来たからとの事で2ヶ所が撤退しました。が1000万円もの赤字が出ての撤退です。

市内の介護保険事業者で、赤字化が進み、撤退を考えてるとの声を聞いています。その声を既に2年前に市に届けましたが、そういう声は事業者から届いてないと一蹴されてしまいました。

 

真剣みがない市の対応

1年前ですが、市が認知症グループホームを募集した際に、事業者が現れなかったとの報告がありました。

待機者は何人でその影響を質疑した際に、調べてない、事業者を積極的に探してないとの答弁。あきれてしまい、次の質問に詰まりました。

必要だからグループホームを計画した、なのに必要な人の数字もつかんでない?事業者も探さない?そのままでいいと?

福祉の先進地と言われた日光市。悲しかった。

これも質疑でわかった事です。

 

懸念

その経緯もあるので、日光市は真剣に介護保険の行く末に取り組んでいるのか、この計画に疑問を持っていました。

最初に介護保険報酬が明示されないのに、驚きました。その報酬いかんで事業者の撤退が進めば、計画あって、サービスなしになる可能性があります。

今度の介護報酬の改定は、国が介護度の低い人はボランティアで対応と。大きな後退です。その事の認識が介護保険事業者の経営者にも充分に行き渡っていません。

メディアにも流れません。

 

他市町村に遅れてる

市内でそのような勉強会もないようです。介護保険事業者の方々の集まりに先日提案しましたが、「議員それはまだ早いです」と。他市町村では市民への講演会も始まってます。

2年前に介護保険事業者の方に直接講師を紹介し、市も巻き込み講演会が開催となりました。

市民にも参加できるようにと要望してました。が介護保険事業者の方だけ対象で、セッティングした私ですら参加出来ない事態に。介護保険事業者ではないものの、障害者・高齢者の送迎をしている団体の方は申し込み断られてました。

。。。ですから質疑が厳しいものになりますよ、当然。

 

在宅介護オアシス支援事業の行方

在宅介護オアシス支援事業は、介護の必要のない元気な高齢者と障害者の方、子どもたちの居場所です。総合事業への移行に際して柱になる事業です。

その事が行政の方の認識がなく、他市町村は総合事業に当市の在宅介護オアシス支援事業のようなものを作りたいと、今や懸命になってます。

要支援1、2が介護保険から切りはなされ、その方々の居場所は在宅介護オアシス支援事業が適切です。一般財源から総合事業へ財源が移行出来きるからです。

しかし介護状態の人が利用することで、運営者への補助金増やさなくて良いのか、介護に対する運営者の方々への理解、介護予防への意識の高まりを持って頂く事が必要なんです。

が運営者の方々に示されたのは、要支援1、2を受け入れるか受け入れないかと選択制にしています。

選択制にする余地がないところに来ているんです。

今回示された計画にもそこへ触れられる事はなく、充分に利用されてない、オアシス事業者への対策もありません。

 

生活支援体制整備事業の検証

この計画で、生活支援体制整備事業の中で、高齢者の居場所作りが必要だ、政策つくりまで視野に入ってるとなっていました。

事業を受けた社会福祉協議会さんに以前聞きに行きましたら、居場所作りが必要だ、そのために足利市まで見学に行かれたと。

その前に在宅介護オアシス支援の所に行かれましたか?と伺ったら「議員それはアドバイスですか?」と。

「居場所と言えばオアシスさんですよね?そこをまず見る必要はありませんか?」と。返答はなかったように思います。

このような連携がなくて良いのでしょうか?

生活支援体制整備事業の中で配置される、生活支援コーディネーターには、地域にある資源を把握する役割が求められています。

それもしていない状況で、政策つくりまで生活支援体制整備事業ですると。この事業に既に2年近く費やされています。

2年間で約4000万円の事業費が投じられています。

14日に在宅介護オアシス支援事業の利用状況と対策、生活支援体制整備事業の成果と在宅介護オアシス支援事業へ調査していない件質疑しました。

が全員協議会で同じ事での質疑は3回までと決まっています。それを超えるには議長の許可がいります。

利用状況悪いところはあるが、取り消しまではいかない。充分に利用されていない所へ、どのようなてこ入れをするかまでの答弁はありませんでした。

社会福祉協議会さんへ、在宅介護オアシス支援事業への調査を依頼すると。

しかし計画の中に4000万円も投じた結果の反映を見てとれません。一般質問する事にしました。

 

2)日光市子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について

座間市の9人殺害事件はSNSで知り合って起きました。最年少は15才。誰が被害者になってもおかしくない、そう日光市の子どもたちにも起きうる事件です。

子どもたちにSNSで知らない人に会うことの危険性を、わかって欲しい。

そう思ってたときに、学校でSNSに対する講演会が開催してると計画にありました。

年3校。。。うーん全員が在校中受けられるのか、質疑しました。担当課の話では良くわからない。

在校中に全員が一度は受けられるのか再質しました。教育長が答弁し、どうやら全員が在校中受けられると。

更に今回の事件を受けて、何か対策は?と聞きました。特にないと。。。うーん。。。

 

 

 

すぎなみきタウン竣工記念式典


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11月12日すぎなみきタウンの竣工式に行って来ました。
日光市鹿沼市でつくる県障害保健福祉圏域の県西圏域で初めて、障害者の地域生活支援拠点となる施設が日光市板橋に12月1日にオープンします。

関係者130人ほどが招待され、竣工式の後に懇談会があり、ジャズが演奏されるなど、華やかな式でした。


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市長の挨拶に、親亡き後の問題に取り組む施設との言葉がありました。

一般質問で親亡き後の問題を訴えてきた身としては、欲しいと思った施設が出来て、親御さんたちへの朗報で嬉しい限りです。

これもひとえに社会福祉法人すぎなみき会のご尽力の賜物です。

 

様々なサービス


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相談支援やグループホーム、緊急時の短期入所、カフェやパン工房のほか、全国でも珍しい美容室に取り組む就労継続支援B型など8事業を行う計画です。障害者支援と地域に開かれた施設を目指します。


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グループホームは定員12人、短期入所は同8人を設けるほか、緊急時の短期入所の同3人を用意しております。障害のある小学生から高校生を対象にした放課後等デイサービスや、未就学の障害児の保育も行う予定です。

企業内保育園もあり、働く人にとっても良いシステムになってます。働く人の確保が難しい時代に、必要な施設です。

 

社会福祉法人すぎなみき会

 

平成13年4月から日光市(旧今市市)において「障害者福祉サービス」を、平成20年7月からは栃木市において「介護保険サービス」を運営。
 「障害者福祉サービス」については、「晃麓から光を」を基本理念に「障害者支援施設すぎなみき学園」(施設入所支援、生活介護)、を母体にして、日光地区において地域福祉の拠点として福祉向上に寄与できるよう各種サービスを展開しています。

また、平成26年度12月に栃木市に「梅の実」(グループホーム、短期入所)を開設し、平成27年2月には「梅のはな」(生活介護)を開設し、新たに県南地区においても障害福祉サービスを展開しています。
 「介護保険サービス」については、「健康」、「楽園」、「希望の郷」~いつまでもお元気で~を基本理念に、栃木市寺尾地区に「地域密着型サービス」として特別養護老人ホームみつみねの郷と小規模多機能型居宅介護事業所みつみねの郷を母体に各種サービスを運営。

 

 

 

 

 

 

 

今、なぜ二宮金次郎さんなのか

道徳のない経済は犯罪 

 
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日光市二宮尊徳さんの終焉の地。学校でも二宮金次郎像があります。しかし、その実体は余り知られていない。

今と似た動乱に生きた二宮尊徳さん、その清貧の思想は今こそ必要だと思います。

以前二宮尊徳さんを奉った、報徳今市振興会館を受託していましたので、尊徳さんの事勉強した事があります。

飢饉で喘ぐ人々を救済し、財政をたておなした尊徳さん。

その尊徳さんのサミットが日光市で開催となり、参加してきました。

その中で「道徳のない経済は犯罪」との講演者の言葉が、本当にそうだ、現政権が正にそうだ!

 


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 第23回全国報徳サミット日光市大会

二宮尊徳の絆でつながる市町村が、尊徳終焉の地である日光市に一堂に集い、報徳仕法を「ひとづくり・まちづくり」に生かすためのサミットを開催。

 

レセプション


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11月10日ホテル三日月さんでレセプションが行われました。

教育建設水道常任委員会副委員長をしているため、招待されて行って来ました。

市内のホテルには行くことがなく、ホテル三日月さんの豪華さに圧倒されました。

スパもあり、日帰りもOK。行きたいー
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いやいや、そうではありません!仕事で来ています!

議員として、関係市町村の方々と懇談しました💦

遠くは北海道の豊頃町からおみえになってました。

龍王太鼓のおもてなしがありました。初めて見ました。賑やかしくて良かったです。こういう時に地域の伝統芸能に触れる機会があり、日光市の素晴らしさ実感します。

同時に地元ではお祭りが一切なく、伝統芸能に関わる機会がなく育った我が子。地域の子どもたちに伝統芸能を体験出来る機会を作りたいと思ってます。

 

○オープニングセレモニー(9時15分~)

 

川俣民俗芸能保存会による、三番叟(さんばそう)・恵比寿大黒舞


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○基調講演(9時50分~)


演題…二宮尊徳の思想と仕法の要点
講師…大藤修(おおとうおさむ)氏(東北大学名誉教授)

 

○報徳学習発表会(10時50分~)


轟小学校4年生および生涯学習団体「日光尊徳きらり」による報徳学習の事例発表

 

○パネルディスカッション(11時20分~)


参加自治体の市長などによるパネルディスカッション

※その他、今市高等学校生徒・市内団体などによる展示・販売、茶席の接待なども実施します。

 

小田原生まれ、転落人生

     二宮金次郎天明七年(1787年)小田原市栢山に生まれ、1856年に栃木県今市でなくなりました。二宮金次郎というとたいていの小学校の校庭に銅像がありましたので、殆どの日本人なら知っていると思いますが、生涯にどのようなことをし、どのような教えをしたかを知る人は少ないと思います。
  金次郎は天明7年(1787年)に小田原市の裕福な農家に生まれ安政3年(1856年)に70歳で亡くなりました。生まれた頃は裕福でしたが、川の氾濫で田畑を失い、お父さんは金次郎が14歳で、お母さんは16歳の時になくなりました。
 そこで叔父さんに預けられるのですが、ある夜 明かりをともして本を読んでいると叔父さんに怒られたのでした。「お前は誰のおかげで飯を食っているのだ。油がもったいない。」というのです。

 

叱られても本を読む


 金次郎は今度は空き地に菜種を植え、出来た菜種と油を交換して本を読むのですが、また叱られるのです。お前の時間は俺の時間だ。お百姓に学問はいらないというのです。それから始まったのが、左の写真にあるように、槙を背負い歩きながら本を読む姿なのです。

 

財政再建


  やがて金次郎は叔父さんの家から独立し、実家の再興に取り掛かりました。そして勤勉と倹約に努め、24歳で以前のような裕福な家に再興しました。それを知った小田原藩士服部家に財政の建て直しを頼まれ、これも成功する事が出来ました。それが広まり今度は小田原藩の分家にあたる桜町領(栃木県二宮町)の再興を頼まれたりして、生涯に615の村々を立て直したといわれています。
 金次郎は桜町領を再興するときに、武士の位を授けられ二宮尊徳となりました。このことは身分差別の象徴だと言う方もあると聞きましたが、二宮金次郎がそういう時代に生きていたということで、生涯にどういう業績を残したとか、どのようなものの見方考え方をしたかという事とは違うと思います。むしろどのようなことを人々に説いたかということが大事ではないかと思います。

 

分度水譲

分土  
・まず 勤労、分度(倹)、推譲を人々に勧めました。
  勤労とは   徳に報いるために働く、
  分度とは   収入の範囲内で支出を定めること
  推譲とは   勤労、分度をしてたまった物を将来のために                                      残したり、人に及ぼしたりする事。

 

積小為大

 

・また「積小為大」 「五常講」を人々に説きました。
  積小為大とは  小をつんで大と為すということです。
  五常講とは   お金の貸し借りの旋回の過程で、「仁」の                                           こころをもってそれぞれの分度を守り、多                                         少余裕のある人から困っている人にお金を                                         推譲し借りた方は、「義」の心をもって正                                           しく返済し、 [礼」の心を持って恩に報い                                           るために冥加金を差し出すなど心を配って                                         人に接し、「智」の心をもって借りた金を                                           運転し、「信」の心を持って約束を守る、                                           すなわち「仁義礼智信」の「人倫五常の                                             道」を守ろうというのである。

           (童門冬二 「二宮金次郎」)
 

尊徳思想はどこへ


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日光市に今年4月にオープンした日光市歴史民俗資料館・二宮尊徳記念館・市民活動支援センター。その建物になる前は、市民活動支援センターの建物と、二宮尊徳翁の資料館を兼ねる報徳今市振興会館の2つにわかれてました。

以前の市民活動支援センターは法務局をリニューアルしたもの。報徳今市振興会館は今市報徳役所遺跡跡を尊徳翁没後100年の記念事業として、民家を移築して開館したもの。

報徳今市振興会館は素敵な古民家でした。

 

壊された報徳今市振興会館


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東日本大震災でもほとんど被害を受けなかった報徳今市振興会館。歴史的価値のある木造建築が、今回の複合施設建設で取り壊されました。
同敷地内にある日光市市民活動支援センターも。落ち着いた雰囲気で市民の憩いの場であるこの空間が、冷たい建物に変わる事など想像できません…なぜ?いったい誰のため?

市議に出ようと思ったきっかけのひとつの出来事でした。市民活動支援センターの設置を、衆議院議員福田昭夫さんが市長の時に要望し、現市長が整備して出来、センターの運営を2年間しました。


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報徳今市振興会館も受託して、市民団体にも貸し出し、多くの人に利用して貰えるようにと、1日200円で誰でも使えるようにしました。

尊徳さんは質素倹約に努めた人です。その思いにこたえるようにと思っての事です。豪華な建物になる事を尊徳さんはどう思ってるのでしょうか?


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かまどもありました。テレビの収録も行われるほど価値があり、かまどをテレビ局の人が使えるように直してくれてたんです。

壊したものは元に戻りません。

今回の報徳サミットで改めて、日光市市政も分度水譲忘れてはいけないと思いました。

アースディ那須から学ぶ

 

自主講座「アースディ那須の方法」


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10月31日、日光市民活動支援センターで「アースディ日光」が、今年で7回を数えている「アースディ那須」の2人の共同代表(大平夏澄さん、大森綾香さん)を日光に迎え、「基調講座」、さらに珈琲店に場所を移し、「珈琲座談」へ。

 

大平夏澄さん


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那須町の芦野在住。住んでるところは、2000人の過疎地。

生まれた家は酪農をやっていた。東京に出てギャラリーカフェ運営。

2011年震災があり、消費社会に疑問を持つようになり、帰る気はなかったが、自分で物を生み出したいと帰郷。

農産物直売の近くの空き家があったので、そこを借りて、地産地消を目指し、飲食店『遊行茶屋』を運営。   

2011年 3回目からアースディに関わる。

帰郷して地元と繋がれるか不安だった。非電化工房の藤村さんを知り、そこからアースディに関わり、色々な人と繋がれた。  

 

大森綾香さん


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那須町黒田原在住。地域に興味はなかった。 保育園生から高校生を対象に英語を教えている。

イギリスにいたが帰郷。 地元の寅さんと言われる女性につれ回され、大平さんと出逢う。

大平さんとはなんと同級生であった。

アースディ那須がきっかけで、今は海外と子どもたちを繋ぐため、本屋を開く(hetos Communty Llibtay) 基本は楽しく。

 

第1回アースディ那須

小山さんと藤村さんが出会って実行され、小山さんが第1回実行委員長。今益子に移住。

藤村さんは非電化工房のオーナー。以前アースディ日光のメンバーで見学に行きました。

 

非電化工房のコンセプト


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「エネルギーとお金を使わなくても豊かになれるそういう選択肢があってもいい」

一人の発明家の、そんな思いを具現化したのが、那須の自然の中に佇む私設テーマパーク「非電化工房」。

代表の藤村靖之氏は、高度成長の時代、大手企業で次々と特許を取得したトップエンジニアだった。

1984年に39歳で起業し、自ら発明した製品でビジネスを展開していった。

那須に移り、テーマパークをつくり始めたのは2007年。現在では、見学会やセミナー、ワークショップ、起業塾などを開き、年間3000人以上が国内外から訪れる。

 

火付け役の藤村さん

 
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くっつけたら面白い。なんかやっちゃおうよと藤村さん。

たかがアースディ、されどアースディ。

脱消費社会を日々に根づかすのが大事と藤村さん。

最初の2年間、非電化工房でアースディ実施。

当初はハモニカ食堂と言って、どこがスープと持ち寄りで、一つの食堂を運営。

アースディ那須では藤村さんは大きな存在。

 

 アースディ那須ーホームページより

 

アースディ那須は、那須在住・発明家「非電化工房主宰」の藤村靖之氏の呼びかけにより、那須の自然を愛し、地球と平和が大好きなボランティア実行委員会を発足し運営しています。

地球環境について考えるアースデイ(4月22日)の理念に共感し2010年から始まったアースデイ那須。地球と平和を大事に思うローカルのゆるやかなつながりは、何世代も先の子供たちに大切な自然と平和な社会を残すためにこれからますます大切だと考えます。

「ゆるやかにおおらかにつながろう。」というアースデイ那須の合い言葉の元、たくさんのつながりが生まれて、そのつながりから何かが始まっています。

 

テーマはその時に必要だと思ったこと

 

 2011「那須を希望の砦にしよう」

2012「エネルギーをつくってみる」

2013「地域で活躍するローカルヒーローたちの声を聞く」

2014「ローカル×暮らす×わ。」

2015「子供にみせたい見本市」

2016「紡ぐ」

 

2012の震災後のテーマは那須希望の砦。原発事故の影響を受け選んだテーマ。

繋がりだし、その後参加者が色々な動きが出てきた。アースディアワード。みつばちの羽音と地球の回転の映画も上映。

大人は繋がったので2015は「子供にみせたい見本市」

 

2017  すこやか ー健康な暮らしー

 
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健康と聞いてあなたは何をイメージしますか?
体のことはもちろん、自由な心、豊かに循環する自然、生活、交流、エネルギーなども地球の平和、そして健康に繋がるとアースデイ那須は考えます。
その意識を共有し、すこやかに未来へつないでいきます。

 

進化と価値

 

2017年参加は100店舗。参加者は5000人。。。はいないよねとお二人。規模が大きくなり、みんなでが難しくなった。各店舗でワークショップしてもらい、持ち帰れるようにしてもらった。  

コンセプトに合わない団体は辞退も。

2日間で準備等めっちゃ大変になった。駐車係は警備員を雇ったり。

勉強・学んでかえるにしたい。大規模のままというだけでなく、きゅっとしたい。

広げたいし深くもしたい。両立が悩み。

進化するに従い、価値が薄れない、初心貫徹が大事。

 

実行委員会

 
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メンバー30人ほど。実働は100人。メインで動くのは10人。コア15人。

経費は20万円 。補助金に頼らない 。参加団体1000円。 カンパ  繰り越しもある。場所は市の減免申請受けている。

 

質疑応答

「アースディで有機農業とか増えたのか」

大日向マルシェが産まれた。最初有機農業は趣味なんじゃないかと言われたが、 那須町が農業として推してくれ始めた。

金子くんの野菜という有機農業家も誕生し、 特殊な物じゃなく、地元のシェフも使ってくれた。

 

「参加者の地元割合」

那須町那須塩原市 8割  。2割は遠方もある。

参加団体は良いお店が出来た聞けば行き、アースディを知らせ、「良かったら来て下さい」とソフトにお声かけ。

 

計約2時間たっぷり、お話しをうかがいました、学びたいことが多く、時間が足らないぐらいでした。

なごやかな座談会を行うことができました。

これも富岡さんが企画してくれたお陰です✨

 

2018年が第一回となる「アースディ日光」にとって、さまざまにヒントが得られた有意義な時間でした。

お二人のお人柄がアースディ那須の可能性を広げていると思いました。やっぱり女性が共同代表が良い!

 

うちの美女、大貫さん、山口さん、このお二人に引き続き共同代表をやって欲しいと確信を持った日となりました!聞いてるTonちゃん!!


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「アースディ那須」の大平さん、大森さん、ありがとうございました。

 

女性が動くと地域が変わる

アースディ日光がきっかけ?


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10月21日「栗山マルシェ2017」がありました。

雨の中の開催ですが、多くの出店者で賑わってました。

主催は 栗山マルシェ2017 実行委員会・栗山地区社会福祉協議会
その中のお一人、山越さんはアースディ日光を見て、何かやりたいと思ってた所に、社協の人からやりませんかと言われてやりたい!

それが6月で、トントン拍子に栗山マルシェに。

言ったら出来て凄いと山越さん、自分でもビックリと。

 

素敵な女性、山越晴代さん

 

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写メの右端。議会の傍聴に来てくれました。

凄いのは山越さんだと思う。

以前栗山をなんとかしたい、空いた中学校を活用したい、山越さんから地元の同じ会派の同僚議員に相談があり、栗山に会派で伺いました。

「アッじょすっと栗山」という若者のグループを作ってました。

市民活動時代の話や、2300人に400人の若者が移住した海士町

の取り組みを話しました。

山越さんは聞いた事、見たことをバネに行動に移し、野外映画、栗山マルシェ、とめっちゃスピードで実現していく。素晴らしい。

 

繋がっていく


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行ったら、アースディ日光やそれらが繋がって行ってる感じで、嬉しくて。駆けつけて良かったー。。。ちょっとそんな所でなかったのですが。

 

私も那須塩原のアースディに参加して、日光市でやりたいと思ってから2年後に準備会、3年後に実現できた。

やりたいと声に出すと拾ってくれる人がいて、実現していく。この経験を幾度もしています。

皆さまやりたいと思ったら、「こういうの良いよねー」といってみてください、試しに☺

 

栗山マルシェ概要

 

紅葉色づく10月の栗山で、地元産の野菜や郷土料理が食べられるだけじゃなく、小物や体験型のワークショップなど、栗山のヒト・モノ・コトが集まっちゃいます!

栗山地区の土地の魅力を充分に感じながら、お子様から大人までどなたでも楽しく過ごせます。

 

この通り、39店舗が出店。第1回目でこんなに多くの方々が出店されて凄いなー。

地域の人たちの一体感がそこかしこにありました。

 

鹿革のアクセサリー


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栗山の地域おこし協力隊の方が作ってました。

鹿革の活用に市も援助していると知り、一度製品を見たいと思ってきました。写メのキーホルダー買いました!

 

 食害対策で駆除したニホンジカの皮を財布や名刺入れなどの革製品に加工する取り組みが、日光市で進んでいます。

野生の命を価値ある資源として活用しようと地元有志が始動させた「日光MOMIJIKA(もみじか)プロジェクト」。
 環境省日光自然環境事務所にシカ対策専門官として二〇一五年三月まで勤務し、現在は民間事業者の立場で対策に携わる須藤幸喜(こうき)さん(34)。

同年春、中心になって始めたプロジェクトの名前には、日光のシカやモミジ、人の調和を目指したいとの思いを込めた。
 樹皮や農作物を食べる野生のシカは有害鳥獣。昨年の3、595頭捕獲しましたが、食害防止は依然として大きな課題です。
 従来、捕獲したシカは猟師らが食用にするなどしていました。しかし東京電力福島第一原発事故の後、放射性物質の影響で食用にできなくなり、駆除しても廃棄するだけになってました。

「資源として活用できないだろうか」と模索していた須藤さんは、東京都内の皮革工場を見学。シカ皮で製品を作ろうと決め、生産販売に乗り出した。(東京新聞より)

 

日光市の野生獣害対策事業費は、7000万円でした。イノシシ、猿も捕獲してます。

 

日光の鳥獣被害は深刻で、特に自然を破壊してしまう鹿被害は、大きな問題となっています。

鹿は木の皮を食べてしまい、木が枯れてしまいます。

ハンターの数も減り、年々増え続ける鹿。ハンターになるには10年くらい修行をしないと駄目だと聞く。

地域おこし協力隊で猟銃の免許を持った女性がいたけれど、辞めて定住されなかった。

 

ハンターになりたい人は若いうちに是非!

 

地域おこし協力隊とは

 

地方自治体が募集を行い、地域おこしや地域の暮らしなどに興味のある都市部の住民を受け入れて地域おこし協力隊員として委嘱する。

隊員には地域ブランド化や地場産品の開発・販売・プロモーション、都市住民の移住・交流の支援、農林水産業への従事、住民生活の維持のための支援などの「地域協力活動」に従事してもらい、あわせて隊員の定住・定着を図る。

一連の活動を通じて、地域力の維持・強化を図っていくことを目的としている。

総務省が隊員1人につき報償費等として年間200万円~250万円、活動費として年間150万円~200万円をそれぞれ上限に地方自治体に対して特別交付税措置する。

また、2014年度からは隊員最終年次か任期後1年の間、隊員の起業に要する経費について地方自治体が支援を行った場合、100万円を上限に国の支援が上乗せされた。

隊員の期間は概ね1年以上最長3年までとしている。ただし3年を超えても活動の継続は可能である。

平成28年12月1日現在、日光市内では、7名(移住推進業務1名、三依地区2名、栗山地域4名)の地域おこし協力隊員が活動しています。

 

地域おこし協力隊の苦労

 
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地域おこし協力隊の方々が早くに辞めてしまう事が相次ぎ、どうしてなのか知りたいと、地域おこし協力隊の方々のお話を昨年聞きました。

上記に携わった経験も問われず、定住の意思がなくても採用されている現実を知りました。

それでは知らない土地にきて、いきなり上記の事業を行うのは難しいと思いました。

起業する力を備える必要性があると思い、市にその事を聞くと、「議員、地域おこし協力隊は公務員です。起業する事は出来ません」と言われ。。。

各地の取り組みを調査すると、そんな事はなく、一般質問して、在任中から起業出来る準備に入れるように市に提案。

起業するには準備として研修も必要。自由に研修行ける体制作りをお願いしました。

 

平成28年第1回定例会  3月8日
2.地域おこし協力隊について
 (1)地域おこし協力隊の活動状況
 (2)今後の地域おこし協力隊活用の計画

 

地域おこし協力隊の活躍

 

実行委員会に協力隊の方々も参加されていました。

こういうふうに地域の方々と連携して頑張ってくれている姿を見てホットしました。

地域おこし協力隊の方々は地域の宝です。したいことが出来る環境作りは市の責任です。

 

 

地元の食べ物

 
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モチモチしてて甘味噌で美味しかった。栗山では日常で食べてると、知らなかった。

クレープ屋さんは大繁盛。並んでた。

ワンちゃんのオーガニックおやつにびっくり。来年のアースディに来ませんかとリクルート。行きたいと言ってくれました。
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今日は繋がりを感じた日。

で女性がやりたいと思ったら、強い!

視察で飯田市の民泊に行った時も、22日憲法勉強会に行ったときも中心は女性。

女性は自ら輝く力を持ってる、そう感じた日々。

飯田市の女性柏木さん、憲法勉強会の倉本さんについてはまた後で

 

。。。いつかな?早めに読みたいですか?(-o-;)

 

 

 

長男に日光市の防災体制レクチャー

こんな日が来るとは

 
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息子から日光市の防災体制について聞かれた(・・;)))

大学にレポートを出すらしい。
彼は消防士を目指して千葉の大学に通ってる。大学の消防隊の隊長もつとめている。

ちょうど9月の一般質問で取り上げた所。

それも長男が、2年前に災害ボランティアセンターでボランティアした件に関係がある。

 

若者の政治離れ


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長男は私が議員になった事には理解があるが、政治には関心がない。ここは絶好のチャンス。

若者の政治離れが大きな問題と、大きな事は言えないわが家。

まずは息子からと、懇切丁寧に防災対策について、有権者の方々に説明するように話した。

政治家としての私を殆ど知らない彼。ついでに一般質問動画配信してるから見てみてと。これで政治に興味を持ってくれると良いな。

2年前の関東豪雨災害時に、災害ボランティアセンターのボランティア募集を知り、長男にボランティアに行くようにすすめました。

当時私は左手を骨折し、ボランティア出来ず、悔しい思いをしました。災害ボランティアで何度か各地に行ってたのに、地元で出来ず、また議員として避難所や被災地を回ったりして出来ない状況でした。

 

9月一般質問

 

2年前に福祉施設が水害にあいました。駆けつけその被害の酷さに驚きました。災害ボランティアセンターにボランティア派遣をお願いした所、ボランティアは派遣できないと言われ憤慨。

特別養護老人ホームの1階が鉄砲水で床上浸水。ディサービスも運営されていましたが、出来ない状態なのに。

知り合いの福祉施設に駆け込み、ボランティアの方々を派遣して頂いた。そのお陰で早くに復旧する事が出来て、応援してくれたひかりの里のスタッフの方々には本当に感謝です。

 

介護に困り預けている方々が、ディサービスが行けないとなると自宅で介護を余儀なくされる。そのような所が営利企業と判断されボランティア派遣対象外とは到底納得出来なかった。

その後議会でも訴えたが、その判断は覆す事が出来ませんでした。その後も担当課に働きかけたが、効を奏せず、一般質問に持ち込むことにしました。

 

 一般質問は議員の切り札

 
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神聖な議場で問われ、答弁が市民に直ちに配信される一般質問は重い意味を持ちます。議員の切り札だと思ってます。

そのために今まで毎回一般質問してきました。

今回の結果は、福祉施設の災害はボランティアの派遣の対象になりうるとの答弁。良かったー。

がなんかあの場では、え、派遣してくれるの?くれないの?はっきりしないと聞けてしまい、再質問しました。

検討します、という答弁が良く出ます。が検討は最も注意しなければいけない。検討しますと普通の会話で言われれば、「前向き」にとらえてくれたと喜びます。

が行政では、検討したけど出来ないもあれば、検討してやりますもあり、油断大敵な言葉です。

予算が必要だったり、重い判断を伴う一般質問は、執行部も慎重になり、分かりにくい表現が出てきやすいのです。

一般質問動画配信していますので、良かったら見てください。

。。。自分の不出来な質問に、動画配信見るの好きじゃないんですが。

すり合わせなしのガチンコ勝負、緊張の中で聞き取ることが難しいんです。

 

記録がない?国会答弁か!

 
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行ってくれるかくれないか、福祉施設の方々には大事な事なので、再質問。福祉施設の災害のボランティア依頼記録がないとの答弁が。「国会か」と突っ込もうと思いました。

確認できないではすまない。100歩譲って私の電話が確認できないとしよう(言った言わないが多い所で困った所です)、施設は災害受けているのだから、私が応援依頼の電話しなくても、そのような大事な被災情報が入ってるはず。そこへ行かない理由とは何か。

情報が入ってないなら余計問題。

いずれにしてもこの答弁は通じない。と思って聞いていました。

皆さま動画見てどう思いますか?どう返しますか?

が答弁は部長。災害ボランティアセンターの設置場所は社会福祉協議会。そこへ電話を掛けました。市ではない。部長も当時知らない事。部長に罪はない。議場で争っても不毛と聞き返しませんでした。

丁々発止で切り込む、聞いてる方は面白いでしょう。がやっつけられる方は嫌でしょう。人間ですからやっつける議員は好かれず、いい答弁貰えないとなりやすい。考え所です。

ここまで来ずに解決をみたいのが、本意です。

 

他市では社会福祉協議会の職員が対応

 

一般質問では、他市町村では対応しているという事例をあげる事が多いです。他市町村で対応しているなら、出来ないのはいかがなものかと迫れます。

そのために一般質問するために事前調査に時間が取られます。ネットでかなり調べられますが、それだと弱い。やはり現地や現場の方々の話は強い。

出掛け、聞き更に調査。一般質問にはそれだけの用意をしないと物事を覆せません。

他市でボランティアの方々でなく、社会福祉協議会の職員の方々が、いち早く被災した福祉施設に行き対応した所がありました。

 

事件は現場で起こってる

 
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現場に行かないと、ボランティア対応可能か判断出来ません。市民活動支援センター受託していた時に、他県で水害があった時に、その日の夜に現地にスタッフを派遣しました。

今後災害にあったときに、センターが役割を担う事もあるだろう、それに備えるには実際の現場の経験が必要だと思ったから。

 

長男にも学生のうちに、色々な災害現場に行ってと話しています。実際現場に行くと想像でない困難が待ち受けてます、その場の判断が問われる。が団長で忙しいとか行かずに言い訳多いので困ったものです。

現場経験は大事!行けよ。。。と心で呟いてます。

 

長男に過激な私の血は流れてないようで寂しいような、学生消防団リーダーとして自分の足りなさを吐露する姿に、タイプが違う長男に言えることがなく、聞くだけが多い最近。

まぁこういうふうに聞いてくれれば、よしとしましょう。