日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

こどもの貧困

 

6月17日(月)子どもの貧困をなくす、子どもSUNSUNプロジェクトの宇都宮版発足式がありました。

 

とちぎボランティアネットワークさんが呼びかけて始まったもののようです。宇都宮の子どもの貧困は、 市民1人 1042 円の寄付でなくなります。 子どもの貧困撃退のために昨年から 1 年間議論していたそうで、今年はどうやるか、初の[SUNSUN プロジェクト総会]と「発足式」の運びとなったものです。

発足式のあとに、湯浅誠さんの講演会と「囲む会 = ミーティング」が行われました。私はここから参加しました。

 

講師に湯浅誠法政大学教授


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社会活動家/法政大学教授。1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。1995年よりホームレス支援、生活困窮者支援に携わる。2009年から足掛け3年 間内閣府参与・内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。現在、NHK第一ラジオ「マイあさラジオ」、文化放送大竹まことゴールデンラジオ」、朝日新聞パブリックエディター、日本弁護士連合会市民会議委員。 著書『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書)、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日文庫)、『反貧困』(岩波新書)、『貧困についてとことん考 えてみた』(茂木健一郎と共著、NHK出版)など多数。

 

湯浅さんの講演会参加は2度目です。

 

貧困に関心寄せる企業

 

日本では貧困というと海外の事だと思ってしまう。

企業自体でも支援がはじまっている。吉本興業では沖縄のお笑い芸人の専門学校の一階に子ども食堂を開設。

ファミリーマート、イオン、丸亀製麺モスバーガーなども
食品だけではなく立ち上げノウハウや、消毒剤の提供など
側面からの支援も始まっている。

 


こぼれにくい地域を作るのは地域の予防力

 

黄色信号は地域で対応、赤信号になったら行政対応。
例えば、大人も香典が用意でなくて葬式に行けず、関係が疎遠になり、やがて途切れる。それで孤独死となると問題になる。孤独死という赤信号にまでなって問題だとわかる。

 

日常で集まらなくなりボッチが多くなっている

 

誰が何をやるのか。赤信号にまでなっていると専門的で自分達で関われない。黄信号の状態の人なら関われるが、黄色信号の人がどこにいるのか。

黄色信号なら地域の賑わいのなかでこどもを受け止められる。溢れにくい地域を作ることが出来る。

修学旅行に行けない子がいる。行けなくて何が問題かと思ってしまう。俺も行ってないとなる人もいる。

修学旅行は事前学習がある。その時も参加出来ない。帰った後の想い出話に盛り上がる。それぞれに参加出来ない。行けない悔しさから、そんな事楽しいかと憎れ口を叩く。そこからボッチといういじめが始まる。 

こういうふうに貧困の問題は、お金がない事から、つながりがなくなくなり、自信を失う。

 

体験の貧困

 
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包丁を見たことが無い子、鍋をつついたことが無い子、誕生ケーキを食べたことの無い子もいる。体験は大切だ。

みんなで鍋をつついたら「こんな光景はテレビの中の事じゃないの?本当にあるんだ」そう言った子もいる。自分の家庭は相対化出来ない。
鍋を一緒に食べることが支援になる。

あるキャンプで包丁をみたことがないこどもがいた。「包丁ってなに?」包丁を知らない事は、学力にもつながる。体験がないので書かれた事がわからない事に繋がっていく。

学習支援だけが学習支援じゃない。体験を積むことも大事。体験を積ませてくれる支援もある。参加のハードルをさげる事が大事。

 

湯浅さんの体験

 

私には障害を持つ兄がいて、大学生のボランティアが来ていた。彼らは料理も作った。父は料理など一切、作らなかったので男性が料理を作るんだー!と、とても衝撃的だった。

こんな風に大学生にとっては当たり前かも知れない普通のことでも、私にとっては学びとなった。

兄を連れて一緒に野球に行った。兄は参加出来ない。参加出来ない人に見られていると楽しめない。そこで兄が参加できるようにルールを作ったら楽しめた。

人との関わりで選択肢が増える。

自分に何が出来るか?と考える人が多いけれどただそばにいるだけで互いの持つものを受け取り合える。

いるだけ支援、つまり係わることでいい。

 

家庭的養護から社会的養護、そして地域的養護。

 
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関わる人を増やす、その和を広げて行くことで、いずれ政府がやらねばならなくなる。

貧困家庭への支援へのあり方が、家庭の子育てか、社会的養護の0か100になっている。
大田区こども食堂「だんだん」に来てる母親がここに来るとホッと出来る 。普段の料理に1品増やせる。黄信号が赤信号になるのを防いでいる。

 

批判的な人も味方に

 

親の責任だとか、支援と甘やかしを一緒にして避難される方がいる。その方には「おっしゃる通り!甘やかしちゃダメ。叱ってやってください。」

自分も大変な中で育ったという人には「おっしゃる通り!だから貴方の姿勢を見せてください。」

相手を敵にせず味方にしていく湯浅さんは凄いなー。

 

クラウドファインデング

 

全国のこども食堂を安心・安全な場所にとこども食堂の保険加入をすすめたい!とクラウドファインデング100万円に挑戦中。現在652人 9642408円 が集まってるそうです。

 

自分に出来ることを考え話し合う

 

自分の出来ることを3つ考えた後に、ワークショップでみんなで知恵を出し合った。私の参加グループは実際にこどもたちの赤信号に向き合っている団体の方の参加が多く、これ以上何をしろというの?という雰囲気でした。

 

自立援助ホームの代表者、チャイルドラインの代表者、ウイメンズハウスとちぎの代表者などそうそうたるメンバー。それぞれの団体をちょっと説明します。

 

自立援助ホーム
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 家庭に居場所のない子どもたちが共同生活を送りながら自立を目指す自立援助ホーム「星の家」(宇都宮市清住1丁目)と、運営する認定NPO法人「青少年の自立を支える会」は活動は20年を超える。巣立った子たちは延べ約140人。同会はその後、里親と子どもが家族のように暮らすファミリーホーム、子どもの居場所なども開設し、県内の社会的養護をけん引してきた。子どもを通じて家庭を見続けてきたホーム長で同会理事長の星俊彦(ほしとしひこ)さんは今、「『崩壊家庭』が増えている」と貧困の連鎖で機能低下した家庭の増加を気に掛けている。

 

チャイルドライン

 チャイルドラインとは、いじめや児童虐待等の影響を受ける児童・青少年に対する電話カウンセリングを行う慈善活動。「子どもが主体の、子どもの最善の利益を実現するために、電話による心の居場所をつくり、受けとめた声を基に子どもが生きやすい社会をつくる。」

 

ウイメンズハウスとちぎ
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平成8年に民間のDV被害者保護施設としてスタート。
◎女性の人権を守るという視点に立って活動
◎傷ついた女性と子どもに安全な場所を提供
◎女性と子どもが力を取り戻していくための継続的な支援

もう15年前になりますが、ここのスタッフしていました。

こども食堂への期待

 

話し合う中で印象に残ったのが、自立援助ホームの星さんの言葉です。「こども食堂の果たす役割が、自分の所に来るこどもたちにどのような影響を与えるのか興味がある。自分のしている活動も纏めて人に伝えるようにしたい」

湯浅さんの言葉は貧困に無関心な人をも引き寄せる、力があります。星さんは20年以上頑張って来た人です。ウイメンズハウススタッフの時に星さんの事を知りました。困難な状況にある若者への支援を訴え続けた人ですが、仲間が増えない現状に嘆いておられました。

それが別な角度のこども食堂の存在に、戸惑いと期待が見えたのかも知れません。

 

こどもの権利条約フォーラム

 

各グループの発表になり、具体的な事が出ないままのわがグループは、こどもたちにとって大事な会議がある、その告知をしようとなり発表しました。

 

国連の『子どもの権利条約』を日本が批准してから今年で24年です。フォーラムは、子どもの権利条約の普及や、意見交換・出会い・交流の場として全国各地で開催し、今年で26回目となります。

2018年は11月3,4日の2日間の日程で足利において行われ、子どもを取り巻く現状や課題について報告や意見交換を行います。是非いらしてください!

 

素晴らしい実践

 

他のグループでひときわ素晴らしい人がいました。宇都宮で自宅を解放し、地域のこどもたちは勿論色々な人が来ると。「こども食堂なんて立派なものじゃないのよ。ただ家に皆来るの。食べた後はこどもたちは好きにしてる。行政の人がこどもの居場所とかで登録してくださいって言うからしてるけど、もう辞めようかと。最近はどこの子かわからないし、親御さんの顔もわからなくて」

こういうのが一番自然で良いのではないでしょうか。

 

私の体験

 
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私は大変な家庭で育ちました。母は毎日残業で、幼い私は毎日隣の家に帰って行ってました。「塾」と母に言われて。隣の家のおば様はお子さんがなく、私を我が子のように可愛がってくれました。行くとケーキを出してくれる間に、九九を言わされましたが、おば様はテレビに出てくる素敵なママそのものでした。

このおば様がいなければ、私は湯浅さんの言う体験を失ったままどんなに悲惨な運命になったことか。

おば様の家はまさにこども食堂のよう。もう50年前の事です(恐ろしく前だわ)おば様のお陰で、苦労知らずに映るように育ちました。何しろ500坪はある広大なお庭にピアノがある洋館、綺麗なおば様。「塾」と母は言ってましたが、大変な家庭で育つ私を知っていて受け入れてくれ、小学1年生から行くことが出来ました。

私が楽しそうに通う姿に、地域のこどもたちが増えて、本当の塾に。私のおば様が皆のものになり寂しかった事を覚えています。

 

地元にみんなの居場所を

 

私に出来ること、みんなの居場所を地元に作りたいです。おば様のような人がちょうど力を貸してくれると言ってくれています。

市の職員の方の依頼で、「だいじょうぶ」さんの立ち上げ支援をしてから、13年。日光市では赤信号のこどもたちの支援は「だいじょうぶ」さんが果たしてくれています。

黄色信号のこどもたちを支える予防力を地域で高めたい。

やっぱり自分で物事を進めるのが性にあってる私です。

 

 

日頃の疑問をありのままに話せる場

5月26日こどもの未来にYES!をつくろうネットワークさんに参加してきました。あまりの感動にblogに書くのが遅くなりました。

このところの心の霧が晴れた、私の行く末に光明がさす1日となりました。

締め切り過ぎたのに、参加を了承してくださった蓑田さんありがとうございました。

アースデイNIKKO共同代表の大貫さんもお誘いしましたが、感動したと。もっとお声かければ良かったな😅

 

 

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ネットワークさんのblogより

「YES!をつくるということ」

その先の未来を、どう描く?  こどもたちの未来に、何を残す?

こどもの頃に思い描いていた未来と比べて、「いま」を見つめる。どこか、なにか、違う…と、感じる違和感。
そういうわけじゃないんだけど…と、小さなNO!を溜め込んでいく日々。
私は、あなたは、どんな未来なら、明るくYES!と言えるのだろう。

 

それぞれの活動や暮らし方をもちより、それぞれの気づきやハテナやモヤモヤを 語り合う。
専門家を招いて学び合い、語り合い、未来へのビジョンを描いてくつながりの場づくりを始めます。
 

父や母や、先人たちの暮らしの積み重ねの上に私たちは生きていて、私たちの暮らしの積み重ねの先で、こどもたちは未来を生きてゆく。

日々をどう暮らし、今をどう生きれば、どんな未来を残せるのだろう。
あなたの「YES!と言える未来」を持ち寄りましょう。

右でも左でも、上でも下でも、多数も少数も関係なく、「その先」という視点と「足もとを確かめ、未来を描く」という立ち位置で。

 

このような趣旨で始まったネットワークさんの、春のツドイに参加。

 

第1部16:30-18:30 第2部 18:30-20:00
会場:一本杉農園カフェ蒔時(まきどき)鹿沼市栃木県鹿沼市西沢町380-2
参加費:300円(資料代とネットワーク運営費として)


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1 参加メンバーの話題提供 16:30-17:30
・おひとりは、会場となる一本杉農園の福田大樹さん。昨年から地域のお仲間と進めてきた、学校給食の地産地消化「なんま野菜の給食プロジェクト」。

 

もう素晴らしい試み、福田さんが素晴らしい!おまけにイケメン。議員になってくださいとお願いしました!鹿沼市だけど

 

そもそもの始まりは、鹿沼市の夢実現事業の案内が地域の回覧板で回ってきた事。夢実現事業は、地域の人で話し合って応募する事業。普通は応募する人がいなくて、自治会長さんが声をかけていくことが多いそうです。そこに福田さん含めて地域の方4人が参加。

そこで地域の人たちと話し合いを重ね、学校給食の地産地消化のための農地バンク、高齢者の住環境の2点を市にプレゼンし、2年間で600万円の助成金をゲット。

学校給食の地産地消は、無農薬野菜を提供したくて提案したもの。参考にしたのは今治市喜多方市の取り組み。

が無農薬野菜を作ってるのは地域で自分だけ。他の人に無農薬野菜への転換しろと言うのか。それは生業を変えろという分断圧力になってしまわないか。

そう立ち止まって考えた結果、市に提案した内容を変えることを決断。多くの人に無農薬野菜作りを出来る環境作りにシフト。パパ、ママに家庭で無農薬野菜を作って貰う、地域で農地を借り、そこに参加してもらう新たな取り組みにしたそうです。

 

計画時の注意点

①目標は高く、しかし行動は少しずつ着実に。

②一部の人たちだけでなく、なるべく地域全体の人々に関わってもらえる仕組みを考えること

③地域内に対立をつくらないこと

 

以下はお話を聞いて後で調べた事です。

 

今治市の驚くべき取り組み

 

昭和56年の当農協総会で有機農業研究会の生産者が提案して「立花地域の給食を自校化して、地域の農産物を取り入れていく」事を決議し、市議会に陳情をしました。その後、PTA等の協力を得て2万人以上の署名活動を行い、昭和58年に地元の鳥生小学校に自校式調理場が建設され、有機農産物の学校給食への導入が開始されました。次いで60年度に立花小学校、そして、63年度から城東小学校にも供給が始まり、現在は8名の生産者で4小学校・1中学校の計1,771食分(今治市の全体の15.6%)の食材を供給しています。

 

『全国一の学校給食』喜多方市

 
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昭和 55 年から旧熱塩加納村の山間部で水稲の減農薬・減化学肥料栽培(特別栽培) が始まり、昭和 58 年からは平坦部にも普及拡大され、平成 20 年度においては、熱 塩加納地区での水稲有機栽培は約 47ha、特別栽培が約 134ha となっています。 旧熱塩加納村では、「村内で栽培されている減農薬・減化学肥料栽培米(さゆり米) を子ども達に食べさせたい」というPTAの要望を受け、平成元年度から学校給食 に使用するようになりました。
この取組みと併せ、米だけでなく野菜類についても、地元産の無農薬・無化学肥 料による農産物を学校給食に使用する取組みが検討され、村内の数戸の農家におい て、学校給食用として野菜類の有機栽培が始められました。

小学校2校のうち1校は平成元年7月から、もう1校については平成 11 年度当初 から、有機農産物の使用を開始しました。

平成2年度には、学校給食に地元の有機農産物等を供給する組織として「学校給 食用有機無農薬野菜供給者の会」が設立され、平成4年度には、「まごころ野菜の 会」と改名するとともに、価格の設定や供給の方法等を取り決め、供給体制の強化 が図られました。
平成 17 年度には、小学校2校、中学校1校、幼稚園1園を受配校とする共同調理 場が整備され、翌 18 年度から稼動し現在に至っています。

 

鹿沼市、地域の夢実現事業

 
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市内 地区にある、自治会や消防団、小中学校、漁協など様々な団体で 構成される地区コミュニティ推進協議会や地区社会福祉協議会が提案し、 主 体的に取り組む移住・定住に資する新たな地域活性化や地域経済の循環に関 する事業に対して、財政的に支援する。対象事業は地区コミュニティ推進協 議会等が提案した事業を県内大学、青年会議所自治会連合会、市民活動コ ーディネート組織の代表者からなる外部有識者審査会や庁内幹事課長会議 の審査や精査を経て決定する。 
行政は、事業を実施する地区コミュニティ推進協議会等に補助金を交付す るとともに地域担当職員を各地区に2~3名配置し、官民協働で地域づくり に取り組む。
補助率 10/10
限度額目安 千円(1協議会当たり、5年間) 10,000
※先駆的、他の地区のモデルとなるような事業に対しては、限度額目 安を超えての補助をする。

 
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・もうおひとりはデモクラティックスクールつながるひろばの宇賀神さんのお話を聞きました。

 

宇賀神さんには以前お願いして地元で、デモクラティックスクールの色々な教育についてお話を聞く機会を作って貰った事があります。

以前から親交のある宇賀神さんの過去を聞き、自分の切実な体験からスクールの必要性にたどり着いた事がわかりました。

温厚な中に信念を感じるのはそういう苦労からだとわかりました。幼少期から優秀できたのに、大学で挫折。学ぶ意味を見失い、そこからデモクラティックスクールとの出会い、様々な人と繋がりながら、栃木市でスクールの実践をされています。

 

デモクラティックスクールとは

 

内容は以前聞いた事も含んでいます。

●自分の好きなことを学ぶ

子どもたちは自分で学び、成長することができると信頼されています。だからそれぞれが興味のあることをしています。
子どもたちは「やりたいことをやる」ことで、その時々の最大限の学びを得ています。

 ●カリキュラム&テストなし

どんな形でも子どもたちがテストなどで評価されたり、大人からアクティビティについて先に提案されたりすることはありません。
子どもたちは自分で自分のことを考えることができるからです。

 ●子どもの尊重

子どもたちは大人から一方的に指示されたり、規制されたりすることはありません。
子どもも大人も同じように一人の人間として大事にされています。

 ●ミーティングで話し合って決める

スクール全体にかかわることはミーティングで話し合います。みんなで決めて納得したルールは守りながら、自由にすごすことができます。
スクールの方針・予算・スケジュール・人事なども子ども・スタッフ共に1 票をもって決定します。
スタッフをだれにするか子どもたちが投票をするスクールもあります。

 ●年齢ミックス

学年・クラス分けはありません。いろんな年の子ども達がいっしょに過ごす中で、たがいに教えあったり影響を受けたりしながら、多くのことを学んでいっています。

 

 フィンランドの教育

 
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宇賀神さんは様々な国の教育に詳しいです。今回はフィンランドとオランダの教育について話してくれました。

えっとうろ覚えなので(時間が立つとダメですねm(__)m)、以下はネットよりフィンランドの教育について

①修了年限や時間割に柔軟性がある

②落ちこぼれをつくらない、大学院まで授業料や給食は無料など、平等な教育を受けられる

③教師の自律性が尊重されており、その裁量権も大きい

 

その他テストや通知表はないけれど、目標の学力に達しなかった場合留年もある。

学力世界一とのことで、フィンランドの教育が注目されています。日本とは違いすぎます。昨年フィンランドへの視察に誘われましたが、選挙控え行けませんでした。行けば良かったなー。

 

・最後のおひとりはファシリテーターの専門家の森さんです。

ファシリテーターの役割は、話し合いの時の「お産婆さん」。

相手が何か産み出したいときに手助けする、うん、成る程。

 

ファシリテーターで大事なのは「質問力」。適切に質問することで、大事な事が明らかにされる。質問されることで、気づく事が出来る。

森さんがいるテーブルについたので、森さんの「お産婆力」は凄いし質問力より、豊富な知識に驚きました。質問するには様々な事を知らないと出来ないと気づかされました。

 

2  これから学びあいたいテーマの検討 17:45-18:30

 

前回のワークショップで出た(未参加)「今後学びたいテーマ」について、4~5人で話し合いました。各テーブル毎に、テーマがあり、好きなテーブルに行きました。テーブルにはファシリテーターがいます。

テーマ「政治」「ジェンダー」「働く」「経済」「食べる」

私は「政治」と「ジェンダー

「政治」は何と福田さんと倉本さんが参加で、森さんがいて、福田さんのなんの本だったか、難しい本の話から、100年くらい前に自主憲法があったとの森さんの話題提供へと発展し、果ては、福田さんの自分の暮らしと外交は結び付かないから、私のJアラートが防災無線で鳴らす事の意味に話題が行き、とてつもない深まりのある話し合いが出来ました。

福田さんの本への造詣、倉本さんの探究心、森さんの「お産婆力」が相まって久しぶりに満足の行く話し合いでした。

以前ファシリテーター学びましたが、私はまだまだ力が足りない。森さんが小山市ファシリテーターの学びやると言ってた、行こう!

 

第2部  夕食交流会   18:45- 21:00


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食事内容:「一本杉農園」のパンと「わたね」の惣菜ビュッフェ
会費:1ドリンク付きで、おひとり1500円

 

もう福田さんの無農薬小麦粉使用のパンめっちゃウマイ!「わたね」の倉本さんの無農薬野菜新鮮で美味しい!お総菜美しいし、優しくて美味!お野菜スープ、1リットルは飲める❤

 

 

それに目の前は田野辺さん。参議院選挙の立候補を振り返ってどうか聞いたり、隣は福田さんと三厨さんだし、色々と話せて、レミさんの田野辺さんいじりも面白く、めっちゃ楽しかったーーーー。

 

最後に次回のツドイのテーマと呼ぶ人が話し合われ、みんなの意見で決まって、もしかしたら凄い人が来るかも知れない!ネットワークさんの動きは要チェック!

 

こういう政治の事も、暮らしの延長線で語れる、市民の集まりが日光市にも欲しいー!

 

長文にお付き合いくださり感謝です😅 

情報てんこ盛り、拡散してくださーいm(__)m

総会は皆様の声を聴く貴重な機会

 

5月27日は総会が2つ。栃木県女性議員連盟の30周年記念講演会は欠席しました。5月・6月は総会シーズンです。重なり出席出来ないケースも。

私はNPOで活動して来ました。市で出来ない分野の、市民にとって大事な活動をしている事を肌身で知ってきました。

しかしNPOの方々の悩みは深い。活動場所の維持費、職員の待遇等団体だけで解決出来ない課題を抱えています。市民に必要なサービスを提供してくださるNPOの方々の悩みを、議員として出来ることがないか、NPOの会員になりながら、総会で把握する、なので出来るだけ参加したいと思ってます。

が10団体ほど参加しているのでしょうか、総会時期は出席の調整が難しいです。

 

代表の交代


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10時にDV被害者支援NPO総会と理事長の受賞パーティー。
設立23年目、私も15年ほど前にスタッフをしていました。
 70才になる代表の「このまま自分が続けていてはいけない」「心身ともに衰える自分が続ければ、団体の活動も停滞させてしまう」と危機感を持ち、後継者を探すと見つかり、この日バトンが渡されました。
特定非営利活動法人の後継者問題は深刻です。設立した代表はカリスマ性があり、魅力的で代わりがいないと思い勝ちです。代表としてやりがいがあり長年代表に留まり勝ちです。代表のように交代する勇気は素晴らしい、さすがです。

いつもニコニコと温かく被害者の女性に寄り添い、被害者女性の支援の社会の不備に怒りを表し、40年の長きにわたり支援の第一線で活躍された尊敬する方です。

内閣総理大臣、県知事より男女共同参画に長年貢献して来と表彰を受け、受賞のパーティー。

これからは週2日間相談には入るそうですが、代表は降りられるとのこと、お疲れ様でした。

   

これからの被害者支援のあり方、日光市での取り組みについて、新代表とお話出来ました。素敵な方です!

 

精神障害者の方の訪問看護視察へ

 
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13時30分から特定非営利活動法人ふれ愛の森さん総会、茶話会13時パーティーを途中退席し急ぎ日光市に。
ふれ愛の森さんは、私が市民活動支援センター勤務の時2004年
に設立支援させいただいた団体です。精神障害者の方々の就労支援B型を運営と、グループホームも新たに建設し運営と頑張っておられます。

しかし、重度化する利用者の方、親亡き後の問題、足りないサービスの問題など課題が山積とスタッフの方から報告がありました。スタッフの方も増えて、素晴らしい方々でした。

 

普通の生活が送れない現実

 

スタッフの方から、自宅を訪問し孤独な様子に胸が痛んだとの報告がありました。こういう優しさに胸を打たれました。精神障害者の方々の現状があまりにも知られていないです。私も同じ思いをしました。

グループホームでの様子もお聞きする事が出来て、サービスが有効に利用されている事もわかりました。まだまだ数が足りない現実も。更に誘致する必要があります。

議員の前は精神科疾患の方専門の訪問看護を他市町村でしていました。精神科医師と連携し、措置入院の退院直後から、生活支援全てにわたり支援していました。薬の管理はもちろん、金銭管理、清潔の保持の仕方、余暇の過ごし方、調理実習、掃除、調理まで看護の枠を越えて支援に入ってました。

対人恐怖がみなさまあるので、ヘルパーさんを拒否するケースも多く、生活全ての支援を看護師の私たちがせざるおえませんでした。

精神障害者の方の置かれている状況の悲惨さに、胸が痛む毎日でした。誰とも繋がれず、家族と縁が切れた方、人と食事を何年もしてない、入浴など基本的な生活習慣さえままならない方々。その経験から日光市でも精神障害者の方々の専門の訪問看護が必要だと思い、ふれ愛の森さんに精神障害者の方専門の訪問看護がある、共に視察にと話して来ました。

総会で視察に行きたいとおっしゃってくれ、訪問看護の誘致に向けて一歩前進です。宇都宮市下野市鹿沼市に小児科・精神科の方の訪問看護をされているWADEWADE訪問看護ステーションさんがあり、以前から行きたいとお話ししてきました。

ふれ愛の森さんからは精神科の新たな誘致の要望を受けました。

 うーん、難問ですが、考えねば。

 

複合的な問題を抱える方の政策とは?

 

20年間精神障害者の方の相談にのっています。ふれ愛の森さんに繋がり、ふれ愛の森さんを卒業され、一般就労をしましたが、再び相談が必要になり伺いました。市の相談員の方に繋げましたが、複合的な問題を抱えて解決を見ません。

そういう難しいケースの方々の課題を、議員としてどう向き合って行くのか。政策提案のしどころです。


このように総会は昨年度の法人の方々の努力をしり、今年の課題を知り議員として取り組む問題に気づかせてくれる機会です。
10団体ほど会員になっていると、時間にもお財布にも厳しい季節です😂

 

霧降谷の芸術祭、廻さんの所に


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渋谷で政治と音楽と芸術のイベントがありました。そこの主催者に、日光市の三依で育った知り合いのお子さんが参加しており、絶対行きたくて、2つの総会後飛んで行こうと思ってますた(°∀°)
 。。。風邪から喘息をおこして体力がなく断念。

で地元の素敵なイベントもあり参加する事に。地元の高校生のダンス、カッコイイ。次の素敵なギターの演奏始まると咳き込みみ。。。体調悪化で退散💧中々咳が直りません。

忙しくて医師に行くのも遅れ、怒られました。

しかし、会場の素晴らしい古民家が見れました。昔の衆議院議員の方が接待に建てたという2階には龍が描かれ贅沢な造りです。普段使われずもったいないですね。日光市は本当に素晴らしいものがまだまだ知られていないと思いました。
  

 

体力をつける!

 
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ナンカマさんのジャンベも聴けずスッゴい残念。

 あー今年は体力強化に何かやろう

。。。毎年思ってそのまま💦

「蘇れ 生命(いのち)の力」ドキュメンタリー映画日光市で是非!

映画は生き方を変える、昔に戻る、動物である事を自覚する、そういう大事なメッセージがありました。

映画は真弓定夫医師の生活、診療、真弓定夫医師に影響を受けた保育園の実践、助産所の実践が描かれています。

真弓定夫医師の実践を拡げれば、日光市の医療費の削減が出来ます。

 以下の文章は、映画とネット情報から映画を補強して、お届けしています。

 

真弓定夫医師の言葉

 
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初診は1人40分~50分かけて生活指導をします。
今では4代つづけて来られている人もいます。
当時生まれた赤ちゃんも親になり、子供を連れてきますが、正しい生活指導をされているので殆ど病気になりません。
だから患者さんはどんどん減っています。
医者の使命は、病気を減らし、患者さんを減らし、医療費を減らす事なのです。
今の医療費を見れば、医者がいかに患者の立場でモノを考えず、利益を追求しているかは、一目瞭然です。
何より、食べもので一番身体に悪いのは牛乳なんです。
牛乳を飲んで育った人が病気になる確率は、飲まない方に比べて20倍。
戦後、マスメディアに踊らされ、日本は覚他の精神(自分だけではなく周囲の万物に対する配慮する気持ち)を失ってしまった。
最近、大きな病院で手の施しようがないと言われた末期のがん患者さんたちが来られます。
余命半年と言われていらした方も、15年経ちますが元気に暮らしています。
処方しているのは、医者があまり使いたがらない丸山ワクチン
理由は治ってしまうから。
そして儲からないからである。
正しい事をしていれば、必ずお金は入ってくる。
そして、頂いたお金はすべて次の正しいことの為に使う。
これこそが、正しい行いであると私は思います。
お金が残るのは正しいことをしていないからではないでしょうか。

 

真弓定夫医師の生活

 
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歯医者にかかったのは人生で1回。歯磨きもなし。

エアコンもなし。外気の温度と違う生活をしているから体温調整能力がなくなり、病気を呼び込む。だから冷暖房機は使わない。

物もなく狭い部屋。電気も暗い。これで電気は殆ど使わないから原発はいらない。

今のこどもたちは冷暖房機使用で低体温になり、病気になりやすい。こどもの体温は37度を超えているのが本来だった。

朝ごはんは味噌汁と御飯、納豆とおしんこ

スタッフに御飯をご馳走する。お金を残さないため。こどもたちにも残さない。相続で喧嘩にならないため。

医院も娘さんが手伝うのみで、掃除も自分で行う。

お子さんを小児科に勤務しながら、小さいときに亡くした。

忙しくしていて看取れなかった。後悔となりこどもたちと過ごすために、開業医になった。

妻は癌と告知を受けたが、治療を受けずに好きに過ごしたいと、その後余命宣告をはるかに越えて生きられた。

素晴らしい医師の存在をはじめて知りました。

多くの方に影響を与え、先生の教えを実践する保育園が出来ました。『麦っ子保育園』です。

 

 『麦っ子保育園』から

 
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食育を大切に考えます。

人間の味覚はごくごく幼いうちに形成されます。それゆえに、幼児期に身につけた食習慣は、一生の健康を左右するとも言われています。
乳児保育 麦の家』開園以来、保育園としていちばんのこだわりをもっているのが、食事です。

『麦っ子保育園』の食事、それは:ごはんを主食にした和食中心の献立

農薬や添加物を極力使わない国内産の食材
きちんと出汁をとり味付けは素材の味を生かす薄味
調味料はこだわりの塩と醤油と手作りの味噌
おにぎりなどすべて手作りの逸品で午後食もきちんと摂る

 

調理室では四季折々の旬の食材を積極的にとりいれ、できるかぎり地産地消を心がけるようにしています。
こうしたことは言うのはやさしいですが、毎日毎日それを実践していくのは、なかなかたいへんなことです。

 

焚き火から始まる保育園の衝撃

 

映画では保育園の1日が焚き火を囲むことから始まる様子が。

朝も早い。7時前から受け入れている。

保育士さん?はおじいちゃん?

「焚き火ってこどもたちは落ち着くんだよね、だからやってる」

「朝食べた?」「食べた」「食べてない」と保育士?さんのおじいちゃんに答えるこどもたち。気取らず、こどもとためで話していく。食べてない子は持参のお握りをほうばり、じっと焚き火を見つめる。なんと贅沢な時間であろう。

鶏も飼ってる。

こどもたちは半袖。窓は年中開け放ってる。

 

 

こどもたちがこどもたちを育てる

 
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年齢別保育をしていません。大きなこどもたちが小さなこどもたちの面倒をみている。漏らした衣服を着替えさせている。

白い御飯しか食べない新しい子に、「これだいじょうぶ?」と優しくおかずを口に入れて食べさせている。

足の遅いことのリレーに文句を言わず、みんなで力を合わせて1位になり、保護者と負けたこどもたちも悦びあう。

もう観ていると涙が溢れます。生きていく力を育む保育園。

こういう異年齢保育を市ですすめたくて一般質問しました。

今どうなってるか、調査しなくちゃ!

  

存続の危機

 

政府による保育園の基準改訂で、園舎を建て直しに迫られ、無認可になりそうで、保育園存続の危機に。

園舎の危機を寄附で乗り越え認可保育園になりました。

 

『吉村医院』


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吉村医師によると、この自然分娩こそが本来のお産の姿であるという。


「女性が本来持っている力だけで産むのが自然なお産です。男が作ったシステムの病院で、奴隷のように、切ったり、引っ張ったりして産む必要はないんだ。一生に何度もあることではないから、女性としてとても大事な体験になります。真のお産が母親としての覚悟を引き出してくれ、女性の深い部分が変わるのです」

吉村医院の妊婦は、この裏庭で労働にいそしむ。 古屋の前で薪割りに励み、井戸から水をくみ、中腰になって雑巾がけもする。食生活も和食を中心に、この地でとれた作物を食べ、妊婦仲間と井戸端会議をし、母になる準備をする。吉村医師は妊婦たちに「いのちを懸けていのちを産め」と檄を飛ばす。

「これで、私のところでは早産した人は一人もいない。奇跡みたいな話でしょう」  逆子でもほとんどは自然につるりと生まれるという、吉村医院の実績は、驚異的ともいえる。

  

映画から


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吉村医院で産んだ女性が出てきます。

1人はこどもは好きじゃなかったのに、望まぬ妊娠でもあったのに、ここで産んで、こどもに出会った瞬間に、幸せを噛み締める事が出来たそうです。

もう1人は、産んだお子さんに心臓疾患があった。産んだ直後に

病院に搬送が必要であったが、今後を考えて吉村医師は親子で過ごせる時間を優先。こどもに会った瞬間に「この子は強い」と。その時間があったからこどもの病気を受け入れられたと。

  

助産師岡野眞規代さん

 
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吉村医院を知り、「こどもがピカピカで産まれる事に衝撃を受けた」と。

岡野眞規代さんは1993年東京にて助産婦教育に携わる。そのとき、吉村医院 院長 吉村正先生の講演を聴き、「お産を文化的な『いのちの営み』としてとらえる哲学と信念」に衝撃を受け
1999年7月、吉村医院の「お産の家」開院と同時に婦長として勤務。そこで、自然なお産に立ち会う中で、これまでのお産を科学的現象としてだけとらえていたことに気付く。

 

 

主催:なす子そだちの会と国府田さん


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本当に素晴らしい映画でした。ありがとうございました!

以前からお会いしたかった国府田さんにお目にかかれました。

学校給食の安全性についての取組も始められています。

なす子そだちの会さんは、料理教室などしながら、真弓定夫医師の考えを取り入れています。


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会場で売っていた安心なおやつ。。。めっちゃ美味しかった。素朴でありながら、優しい甘味、、、あーパクパク全部、、、真弓定夫先生そうじゃないですね( ̄0 ̄;)

 

。。。日光市で上映したい!

皆様是非ご協力を!

 

 

 

介護の危機

4月26日とちぎ地域福祉ネット (栃木県移送サービス連絡協議会 &非営利在宅福祉連絡協議会)の総会がありました。議員になってから参加している団体です。

 

   栃木県内の主にNPOで介護関係の事をしている団体の代表が参加しています。介護保険の改正は目まぐるしく、常に情報を入れてないと政策に反映できません。こちらでは最新の介護情報を教えてくださり、県内の方々の話から、各市町の行政の動きも知ることが出来ます。毎月第四木曜日に開催されます。

 

総会


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代表の菅野忠雄さんのFBより

 

    現在登録会員は31団体個人で県内各地から参加している。毎年2団体程度加盟してくれておりうれしい限りだ。同じ志を持つ人たちの集まりで課題も似通っている。30年度の定例会のカリキュラムの提示では、毎月行われる学習会では、各団体の紹介と事業運営に係る運営方法など多岐にわたる。地域の力が集まる定例会は有意義な場となっている。

 

    今回は多くの団体が参加していましたが、毎月の参加は減っていること、移送サービスの講習会参加者も減っていること等課題が挙げられていました。

    私からここ主催で、県内で介護関係の講演会開催を希望しましたが、市町村単位での開催が参加者が多くなり有効だと菅野さん。日光市で開催の機運がなく、どうしたら開催出来るのかと悩んでの提案でした。トホホ(;_;)

 

    菅野さんはNPOエプロンさんの事務局長。20年来の知り合いです。そもそも平成8年頃に、当時介護関係の県内の市民団体3つが集まり話し合いを始めました。その時に私は日光市NPOウェーブさんの理事として参加してました。息の長い集まりです。

 

座談会

 
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    各団体から自己紹介がありました。運営状況の中で、多くの団体が介護保険改正で減収。赤字運営な所が目立ちました。

    各団体の取り組みは、介護に止まらず、学童保育もやってる所もあります。様々な取り組みと行政とのやり取りも聞けて本当に参考になります。

    日光市で障害者の方の送迎に関して、切り下げがあったことを知り、調査しなければと思いました。

    送迎関係はどこも人員不足で課題が大きい。

    協議体の運営は各市町でばらつきが大きく、有効に機能しているところは少なく、皆様何かしら不満が大きいようです。

    協議体についてご存じの方が少ないと思います。国の事業ですのでご紹介します。

 

 

生活支援体制整備事業

協議体と生活支援コーディネーター

 

   介護保険が始まり、3兆円から10,4兆円まで費用が膨らみ、2025年高齢者がピークになると、更に費用負担が増える危機的な状況に、政府は費用抑制策を考えて、打ち出して来たのが、生活支援体制整備事業です。

   もう介護保険のように専門家に頼むと費用負担が大きい。地域のボランティアを育成して介護にあたって欲しい、そのための地域の人材の掘り起こしをする、そういうのが目的の事業です。

 

  って言うのは私の解釈で、厚生労働省は、地域の特性や資源を活かし,生活支援や介護予防サービスの創出による地域の支え合いの体制づくりを目指して,生活支援体制整備事業(協議体の設置・生活支援コーディネーターの配置)を行っています、と。
 

 

生活支援体制整備事業の内容は

 

以下の2点です。
 地域包括ケアシステム構築のため,協議体(高齢福祉を考える場)の設置を進めています。
 また,地域における生活支援等の体制整備に向けた調整役として,生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)を各地区に配置しています。

 

 

協議体(高齢福祉を考える場)とは


 医療・介護の専門職,地域住民,行政や地域包括支援センターなどで構成され,定期的な情報の共有や連携の強化,課題解決のための取組の検討などを目的として設置された話し合いの場です。
 協議体は,対象区域に応じて第1~3層の協議体があり,これらは互いに連携して取り組んでいきます。第3層協議体だけでは取組が困難なことは第2層協議体が支援を行い,第2層協議体だけでは取組が困難なことは,第1層協議体が支援を行うなど,重層的に機能することになります。また,地域課題の解決に向けて,住民,関係機関及び行政などが連携を強化し,一緒にアイディアを出し合って,具体的な支援等を検討します。


生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)とは


 生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)とは,協議体の設置・運営支援等を行う,各地区に配置された調整役です。
 関係者間の情報共有などによる「ネットワークの構築」,地域に不足するサービスの創出などの「資源開発」,地域の支援ニーズとサービス提供主体の活動のマッチング等を行う「ニーズと取組のマッチング」を行います。
   日光市社会福祉協議会さんに委託し,配置しています。

 

日光市の生活支援体制整備事業

 
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    市民福祉常任委員会社協さんに委託している事業の進捗状況を聞く機会がありました。私は委員でないため、傍聴してました。委員より事業の進捗を尋ねる質疑に、市民福祉部長より、社協さんの事業報告で、高齢者の「居場所」を作る必要性があると出ている。委員より「居場所」はどんな内容で、市内に何ヵ所必要で、どれ程すすんでるのか、その費用負担はいくらなのかと質疑がありました。部長はその辺具体的な話しは出てないと答弁。

委員よりそれで良いのかと。

   社協さんに既に事業委託して3年目で2年間で4000万円を超え
ます。調査するには充分な時間と予算がついていました。それで費用負担も明示がないでは、予算の組みようもないです。

    日光市には既にオアシス支援事業という居場所事業があります。市内に16ヶ所あります。それでは足りないと言うことなのか、そことの整合性をどう考えているのか、この時もそれに触れられる事はありませんでした。

    生活支援体制整備事業は皆様の老後の安心が託された重要な事業です。もっと多くの人に関心を持って欲しいです。全国の市町村では、ホームページに検索かけると出てきます。残念ながら日光市では検索かけても市のホームページに何をしているか情報が直ぐに出て来ません。

    国の政策でありながら、有効に運営されていないのであれば、議員として提言していかなければなりません。

    今後も出来るだけ参加して情報収集に努めてまいります。

    

 

   

 

 

 

協働の極意を学ぶ~濃密すぎて( ̄0 ̄;)ヘトヘト~


4月20日(金)から21日(土)の2日間【NPO法20周年記念:これからの20年も、社会に貢献できる支援者を目指す人のための踏み込んだ支援と協働に関する合同研修会】

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【第①部】
先駆的なしくみ事例から学ぶ、協働推進のこれまでとこれから
(ソシオマネジメントスクール)
〇日時:2018年4月20日(金) 10:00~12:00
〇会場:岡山市勤労者福祉センター
〇講師:川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
〇内容:協働の必要性が指摘され、先駆的な取り組みが始まって20年。しかし、うまく進んでいない地域が大半です。先駆的なしくみづくり事例を学ぶとともに、「協働環境調査」の自己採点(事前課題)に基づいて、課題の原因を確認し、改善策を作成します。協働のしくみづくりを基礎から見直す1回完結の講座です。
〇主催:IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
〇共催:中国5県中間支援組織連絡協議会

 

川北節健在

 

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緻密なデータ分析と辛辣な物言い、川北節を10数年ぶりに聞きました。行政の協働が進まないのは行政が本気じゃないから、と一刀両断。事前課題も出ていました。まず自分で考えてみろ、との課題が出されてました。川北さんの研修会は聞いて済ませたいは通用しません。

 
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少子高齢化の深刻さは、住民自治を進める他はない。それを後期高齢者、独り暮らしの増加をデータで示し、高齢の女性の独り暮らしが多いのに、自治会長が男性で、女性の事がわかるのか、そこからして間違ってる。

協働の条例は各地にあるが作りっぱなし。協働の目標も行政にない、だから評価もない。ルールなきところに良い協働は生まれない。

 
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財政難で扶助費が賄えない時代に突入している。公共施設マネジメントを進める、要介護者を予防・回復させる事が最大の予算削減効果だ、等議員には最適な内容でした。

 

【第②部】
この20年でNPOと支援はどう変わり、これからの社会のために何をすべきか。~課題解決に本気で挑むための協働・コレクティブインパクトと市民の可能性~
〇日時:2018年4月20日(金)13:00~17:30
〇会場:岡山市勤労者福祉センター
●基調講演:川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
●分科会:岡山市内の協働実践者及び中国5県の中間支援組織
〇内容:NPO法20周年の節目を踏まえて、「この20年でNPOと支援はどう変わり、これからの社会のために何をすべきか。」というテーマでのご講演と、岡山市において多様な主体で展開されている課題解決のプロジェクトを問題構造の全体を意識しながら編集し、その成果と課題を共有すると共に次に何をすべきかを考える分科会をSDGsの目標にも引き寄せながら
「社会的孤立と生活困窮(SDGs目標①)」

「エリアマネジメントと集落自治(SDGs目標⑪)」
「教育と人づくり(SDGs目標④)」の3テーマで開催します。
〇主催:中国5県中間支援組織連絡協議会
岡山市岡山市ESD・市民協働推進センター
〇協力:IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]

 

「社会的孤立と生活困窮」


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上記「」の3つ。すべて出たかったけれど、体は一つ。

「社会的孤立と生活困窮者」の内容は以下でした

・「高校生の妊娠とその支援の検討」 

       妊娠した高校生の支援を考える実行委員会
・「離婚をしようとする親への支援」 

       家族支援センターみらい
・「養護施設退所後の子どもたちの支援」 

       NPO法人子どもシェルターモモ

 

「高校生の妊娠とその支援の検討」


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高校の先生が実際に対応した事で、深刻だと思い、今後どのような対応が出来るのかと、一歩踏み出した事例。

妊娠し、罰として中退させられ学歴がないなかでの就職、子育てと、長期的な支援が必要との訴え。実際に担任の高校生の妊娠にあい、妊娠した高校生がどれ程いるのか実態調査に乗り出した。今後どういう対応が出来るのか検討していきたいとの訴えに、大きな問題なので関心もって欲しいと、問題提議されてました。本当にそうだ。

その後隣同士でどうサポート出来るか話し合いました。お隣さんは倉敷市公明党の議員さん。産科に調査に行った時の話をしました。日光市でも深刻な事例がみられ、一般質問した事をお伝えしました。
 

 「離婚しようとする親への支援」


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離婚後の面接交流は、本当に大切なのに、サポートする人がいない事に気づかされました。こどもたちは自分のせいで親が離婚したと思い勝ち。面接交流をサポートする事で、離婚後も親と会える事で、心身の落ち着きを取り戻すので、大事な支援だとの訴えに胸が熱くなりました。

離婚後離れた父親が、こどもに会い、こどもの貧困が目に見えて、父親の養育費支払いが滞りなく行くと。会ったら靴がボロボロ、買ってあげたいが、元妻がどう思うかと相談を受ける。父親がランドセルは買うべきか、こどもに聞いてもお母さんが買ってくれるかわからないと言われ、どうしたらいいかと相談がある。等シングルマザーの困窮ぶりに胸が痛む。

協議離婚が多いが、養育費支払いも決めずに離婚する場合が多い。きちんと決めるためにも、調停離婚を進めたいと。

やはり発表後高校生の妊娠を取り上げた人たちも一緒に話し合いました。明石市では離婚届けに養育費支払いの欄があると、素晴らしい事を教えて貰いました!

 

明石市の取り組み

離婚後のこども養育支援 ~養育費や面会交流について~

 まちの未来でもある「こども」を社会全体で守り、健全に育んでいく視点から、離婚や別居に伴う養育費や面会交流などの「こどもの養育支援」について、平成26年4月から「明石市こども養育支援ネットワーク」の運用を開始し、
1 相談体制の充実化  2 参考書式の配布  3 関係機関との連携という3つの観点から支援を実施しています。

  また、平成26年10月から、4 「こどもと親の交流ノート(養育手帳)」の配布 5 「親の離婚とこどもの気持ち」の配布 6 親子交流サポート事業の開始 という3つの支援策を追加しました。

 さらに、平成27年1月に、7 離婚前講座(こども養育ガイダンス)を試行的に実施しました。平成27年8月には、親の離婚などを経験したこどもを対象とした、8 こどもふれあいキャンプを実施しました。

 

↑市役所でここまでするとは凄いです!

 

「養護施設退所後の支援」

高校を行かない選択をすると、15歳で養護施設を出されます。高校中退でも同じ。10代で親の支援も社会の支援もなく、働いて自活する、そんな過酷な状況にいるこどもたち。その事は以前から知ってました。

今から20年ほど前に児童養護施設に見学に行き、上記の事を知り、こどもたちの置かれた環境に驚きました。2才の長男を連れて行ったら、あっという間に連れていかれ、直ぐに縁側から落ちたと、額から血を流している長男に何があったのかはわかりませんが、こどもを連れて行くべきではないと反省しました。

その後、県内で「星の家」という養護施設退所者のこどもたちを受けれている方と知り合い、どうしようもない境遇で、荒れるこどもたちを献身的に支え続ける姿に感銘していました。

岡山でも同様な人がいて、素晴らしい実践をされていました。その影でしっかりと行政の方々のサポートがありました。

発表後同様に隣同士で話し合いました。こういう地道な支援の予算はどうしてるのでしょう?との疑問に、国の予算措置があるが、それだけでは足りないこと、日光市のだいじょうぶさんの事例をお伝えし独自予算であることお伝えしました。どうぞ視察へとも。

 

このような社会的ニーズが地域にある、それを誰が捉え、政策としていくか、そこは中間支援団体であると。勉強になりましたが、重い課題です。

 

【第③部】
原因解消に届く課題解決のための仕組みと伴走支援はどうあるべきか

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~支援者向けワークショップ~
〇日時:2018年4月21日(土)10:00~13:00
〇会場:岡山県総合福祉ボランティア・NPO会館
〇進行役:石原達也(NPO法人岡山NPOセンター)
〇内容:地域の課題解決においては、認知された課題への対応だけでなく、その原因を分析して対応することや担い手を育むことが必要です。そのための仕組みやそれを確かなものとする伴走支援はどうあるべきかを岡山市のESD・市民協働推進センターにおける取り組みの事例を参加者それぞれの事例を共有しながら学びあいます。
〇主催:中国5県中間支援組織連絡協議会
〇共催:シン・シエンシャ会議

 

岡山NPOセンターの驚く実践
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市民協働推進モデル事業(補助制度)


岡山市にある社会課題の解決を官民協働の手法ですすめるため、協働によってより効果的に課題解決がすすむ事業を公募し、補助金を交付し、岡山市との協働で実施するものですが、実施後は市の一般施策となったり、あるいは団体の公益事業として自立していくなど、新たな公共事業を生み出していくためのモデルとなる事業。

この事業の中で市民団体へは伴走するのではなく、積極的に情報提供し介入していると。
平成27年度からは、協働事業で解決を図りたい課題の深刻さ、解決の必要性など、具体的に現状を把握し分析する、市民協働推進ニーズ調査事業も開始してます。

センター職員が行政の各課に行って、協働の意志があるか、ないならこういう視点はどうかと提案するなど、センターがイニシアティブをとって行っており、驚愕です。

更にそれをまとめ公表し、市民団体から協働の問い合わせがあるという好循環を呼んでいるそうです。

 

 

【第④部】
市民活動・市民事業の支援を担う人材の『半人前・一人前』タスク&スキルリストづくり(ソシオマネジメントスクール)


〇日時:2018年4月21日(土)14:00~16:30
〇会場:岡山県総合福祉ボランティア・NPO会館
〇講師:川北秀人さん(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
〇内容:市民活動・市民事業の支援を担う人材は、施設や機関の増加に伴って増え続けています。しかしその担い手に求められるタスクやスキルの共有や育成は、残念ながら期待通りには進んでいません。支援者に求められるタスクやスキルを基礎から見直す1回完結の講座です。
〇主催:IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
〇共催:中国5県中間支援組織連絡協議会

 

どこの会社でも採用すべき

人材育成の極意

 
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NPOセンター職員に採用されたら、1日30項目教える。10日で300項目。その項目は鍵の開閉から苦情対応まで細分化。細分化で業務が明瞭になり、出来なければ正式雇用はないと採用の有無も明確になる。

それも半人前コースと一人前コースに分けて考える。

一人前コースは人に教えられるレベル。

という衝撃の話。その後に個人ワークで、半人前と一人前の出来る事をあげていく。挙げられないのは問題と。

旭川NPOセンターでは作って実践されている。見せて頂いたが凄い。

センター職員は事務ができない人は、就職しない方がいいと。運営に事務は欠かせない。それを出来ないと、他の人がやる事になり、他の人の負担になるから迷惑。事務が出来ることが基本。

口が達者なだけの人が希望しがち。そういう人が一番要らないとバッサリ。

 

支援者は伴走者じゃなく、カウンセラー。自転車の後輪がないような、理想があるだけで機動力がないような団体が多い。そういう人に寄り添って伴走しても前に進まない。そういう団体には機動力がある人を紹介し、介入する、でないと団体として機能しない。

 

。。。2時間休憩なし。寝てる人にはそこの誰それ、お疲れなら退席していいですと容赦ない指摘。それだけ真剣な川北さん。一般質問の宝庫の話しで、聞き逃すまい、でも、このところの寝不足で目が閉じる、と戦いつつ聞きました。濃密すぎてヘトヘト。

 

思わず『小豆島』へ


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選挙後の疲労のピークに研修へ来てしまいました。

もう心身ともにズタボロ。癒されたい!

せめて海見て帰りたい。足も痛くて歩けない。

研修場からタクシーに乗り運転手さんに

「ここから近い海はどこですか?」

「うーん、小豆島ですかね。フェリーで1時間ですよ」

さっそくググると、オリーブの島等魅力満載😍

大好きな船で島の海❤決定!小豆島へGO!

めっちゃ癒されました。で帰りは神戸までフェリー。で夜行バスで東京へ。バス全然眠れません。余計疲れたよ💧

 

 

 

女性の声を市政に!

 12日娘からSOS

 
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マイコプラズマ肺炎をおこし点滴が必要な娘。13日土曜日で保育園ないため点滴の間2才と4才の孫のおもりに急ぎ東京へ。

12日は保育園に行ってるために娘は点滴受けられた。13日土曜日で、通常土曜日は預けていないために預けられない。急な用事には保育園対応してくれないと。が以前の保育園よりは良いです。

 

娘は東京在住で保活も物凄く大変だった


下の子が生まれた後、復職直前になっても保育園が決まらず、私にみてと言われる事もありました。決まった保育園は兄弟別々。昨年ようやく希望の保育園に兄弟移れた。


前の保育園は親が病気で仕事を休んでるなら、子どもも休ませてと言われ、40度の発熱を隠して保育園に送って行った娘。下の子が食が細く昼食残しただけで、迎えに来てと言われ、仕事と育児の東京での両立の厳しさを痛感。

そのせいか体調を崩すことが増えた娘。医師からも疲れが原因だと言われたと。仕事場でも子ども達の病気で休みが多く、嫌みを言われて転職考えている。

 

土日開業のクリニック


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小児科と内科併設のクリニックは親子を診てもらえ、土日もやってる、日光市でも欲しいと思いました。調べたら病児保育、10代のママの相談、発達障害外来と素晴らしいクリニックでした。

が都会のクリニックは狭い。子ども達で溢れかえってます。

待ち時間、点滴の間2人の男児をみたがもう大変。1人みてるともう一人は違うところへ。中で待ってる事は限界で外へ。2才児を抱っこ紐で前抱きに。が今のものはやり方が難しい(-o-;)悪戦苦闘。

たった1時間のお守りが地獄。娘の偉大さを痛感。25才の若さで、2人の怪獣をいつも穏やかに向き合って育てている。

夫のお弁当を作り、朝に夕飯の下ごしらえまでしている娘。がんばり屋。

お婿さんも朝から洗濯干して、掃除機かけて出勤。めっちゃイクメン

 

子育てサービス


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薬局でビデオ見せてくれるサービスに感謝!子ども用の椅子まで用意され、やっと2人が落ち着いてくれた。

娘にファミリーサポートセンターの利用すすめるが面倒だと。下の子の娘の里帰り出産で、日光市で利用させてもらい、大変助かり、娘もありがたさは知ってるのに。。。

娘の出産の時に上の孫は当時2才。出産の時に孫の面倒をみなければなりません。議会中に出産になったらどうしようと。自分の出産ならまだ休んでも理解を得られます。女性議員が増えるようにと、議会規則のなかに産休の定めも追加されてます。

が娘の出産で休む事への理解を得られるでしょうか?

通常保育園を利用してない子ども達の一時保育はあります。が孫は日光市在住でないので利用出来ません。

そこでファミリーサポートセンターさんに聞くと、祖母の私が日光市在住なので、利用出来ると。物凄くほっとしました。育児で公務を出来ない事への罪悪感は、ことのほか重いです。

こういう思いをして、他の方の里帰り出産の時のフォローについ

て政策の必要性に気づきました。

 

日本の子どもは社会の宝じゃない?

 
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孫でこういう思いをしたので、子連れで議会に出た女性議員へのバッシングは可哀想でなりません。

女性のみが育児・介護を担わされ、解決を迫られ、バッシングされる。保育園も騒音の迷惑施設だと言われる時代。これでは出生率はあがりません。

そのためでしょう、女性議員が増えません。日光市も以前は6人でしたが、今は3人です。

海外ではどうだろと疑問にもち、調べました。北欧が一番良い。国政で男性の育休取得も高く、育児で職場を早く帰る制度も整っている。第一残業が少ないお国柄。

世界各国、子どもは国の宝と大事にされてます。

海外では保育サービス使って自分にご褒美してるよと言うと「自分で勝手に産んだんだし、ママここは日本」

。。。育て方間違った?

 

育児は女性の役割に苦しむ

 

自分の子育ての時も仕事と育児の両立が難しいと思って来ました。

日本では男女差別が激しいと結婚・子育てで痛感してきました。

大学病院で看護師としてバリバリ働き、海外にも行ってたのに、結婚して見知らぬ土地の日光に。

出産後も働く事を夢見てきましたが、核家族で看護師への復帰は望めず、看護師が天職と思っていた私には、辛い育児でした。

さいわい、平木県議に声をかけて貰い、3人でミニディサービスを開所。その時に長女は3才。平木県議の下のお子さんの4才。

子どもの病気で休んでも理解があり、安心して働けました。

がその後に自分達で立ち上げたNPOでは、ケアマネージャーの専門職でかわりがいないので、保育園児と小学生の子ども達を抱えて、仕事と育児の両立は厳しく、理解も得られず大変苦しい思いもしました。

休んだ分夜中に出勤して働き、結局体を壊して退職。職場の理解の有無は大きいと思いました。

夫も家事もしてくれず、仕事を休むのは自分だけで喧嘩が絶えませんでした。

 

男女平等ランキング、世界114位の日本

 

世界経済フォーラム(WEF)より

11月2日、各国のジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report) 2017」を発表し、毎年発表している2017年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を公表した。対象は世界144カ国。格差が少ない1位から5位までは、アイスランドノルウェーフィンランドルワンダスウェーデン。日本は114位で昨年111位から3つ下がった。その他では、ドイツ12位、英国15位、米国49位、中国100位でいずれも日本より上。韓国は118位だった。この指数では、ジェンダー間の経済的参加度および機会、教育達成度、健康と生存、政治的エンパワーメントという4種類の指標を基に格差を算定し、ランキング付けされている。

 

女三界に家なし

 

女は三従といって,幼い時は親に従い,嫁に行っては夫に従い,老いては子に従わなければならないとされる。一生の間,広い世界のどこにも安住の場所がない。 女に定まる家なし。

という格言です。しみじみそういう価値観の日本。

 

女性議員の必要性

 
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そういう体験を強いられる女性。

長女の東京での子育てをみて、自分の時代とどれ程女性の地位が上がったか考えてみても悲観しかないです。

日本死ね」のつぶやきを山尾衆議院議員が取り上げた事で、保活の異常な大変さがわかった。

私も視察で子育てサービスが手厚い所に行ってます。このように女性ならではの視点が議会に必要です。

体験が政策の必要性に気づかせます。ですから議員には女性が必要なのです。それも一人の体験でなく、女性達皆が大変な思いをしていると声を大きくするためにも、人数も必要です。

 

出生率は価値観をかえてこそ

 
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出生率はこういう価値観を無くさなければ、あがりません。男女差別の解消こそ、出生率アップの鍵です。

あーーー25年の長きに渡り思ってきた事。

女性の皆様価値観変えるために戦いましょう!

 

女性の声を議会に!