日光市議 阿部かずこ  みつばち通信

市民活動から議員へ。皆様に様々な情報をお届けします。みつばちが花から花へ飛んでいき、受粉し花を咲かせるように、情報が届きそこで花咲くようなことが起こるといいなと思ってます。

アースディ那須から学ぶ

 

自主講座「アースディ那須の方法」


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10月31日、日光市民活動支援センターで「アースディ日光」が、今年で7回を数えている「アースディ那須」の2人の共同代表(大平夏澄さん、大森綾香さん)を日光に迎え、「基調講座」、さらに珈琲店に場所を移し、「珈琲座談」へ。

 

大平夏澄さん


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那須町の芦野在住。住んでるところは、2000人の過疎地。

生まれた家は酪農をやっていた。東京に出てギャラリーカフェ運営。

2011年震災があり、消費社会に疑問を持つようになり、帰る気はなかったが、自分で物を生み出したいと帰郷。

農産物直売の近くの空き家があったので、そこを借りて、地産地消を目指し、飲食店『遊行茶屋』を運営。   

2011年 3回目からアースディに関わる。

帰郷して地元と繋がれるか不安だった。非電化工房の藤村さんを知り、そこからアースディに関わり、色々な人と繋がれた。  

 

大森綾香さん


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那須町黒田原在住。地域に興味はなかった。 保育園生から高校生を対象に英語を教えている。

イギリスにいたが帰郷。 地元の寅さんと言われる女性につれ回され、大平さんと出逢う。

大平さんとはなんと同級生であった。

アースディ那須がきっかけで、今は海外と子どもたちを繋ぐため、本屋を開く(hetos Communty Llibtay) 基本は楽しく。

 

第1回アースディ那須

小山さんと藤村さんが出会って実行され、小山さんが第1回実行委員長。今益子に移住。

藤村さんは非電化工房のオーナー。以前アースディ日光のメンバーで見学に行きました。

 

非電化工房のコンセプト


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「エネルギーとお金を使わなくても豊かになれるそういう選択肢があってもいい」

一人の発明家の、そんな思いを具現化したのが、那須の自然の中に佇む私設テーマパーク「非電化工房」。

代表の藤村靖之氏は、高度成長の時代、大手企業で次々と特許を取得したトップエンジニアだった。

1984年に39歳で起業し、自ら発明した製品でビジネスを展開していった。

那須に移り、テーマパークをつくり始めたのは2007年。現在では、見学会やセミナー、ワークショップ、起業塾などを開き、年間3000人以上が国内外から訪れる。

 

火付け役の藤村さん

 
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くっつけたら面白い。なんかやっちゃおうよと藤村さん。

たかがアースディ、されどアースディ。

脱消費社会を日々に根づかすのが大事と藤村さん。

最初の2年間、非電化工房でアースディ実施。

当初はハモニカ食堂と言って、どこがスープと持ち寄りで、一つの食堂を運営。

アースディ那須では藤村さんは大きな存在。

 

 アースディ那須ーホームページより

 

アースディ那須は、那須在住・発明家「非電化工房主宰」の藤村靖之氏の呼びかけにより、那須の自然を愛し、地球と平和が大好きなボランティア実行委員会を発足し運営しています。

地球環境について考えるアースデイ(4月22日)の理念に共感し2010年から始まったアースデイ那須。地球と平和を大事に思うローカルのゆるやかなつながりは、何世代も先の子供たちに大切な自然と平和な社会を残すためにこれからますます大切だと考えます。

「ゆるやかにおおらかにつながろう。」というアースデイ那須の合い言葉の元、たくさんのつながりが生まれて、そのつながりから何かが始まっています。

 

テーマはその時に必要だと思ったこと

 

 2011「那須を希望の砦にしよう」

2012「エネルギーをつくってみる」

2013「地域で活躍するローカルヒーローたちの声を聞く」

2014「ローカル×暮らす×わ。」

2015「子供にみせたい見本市」

2016「紡ぐ」

 

2012の震災後のテーマは那須希望の砦。原発事故の影響を受け選んだテーマ。

繋がりだし、その後参加者が色々な動きが出てきた。アースディアワード。みつばちの羽音と地球の回転の映画も上映。

大人は繋がったので2015は「子供にみせたい見本市」

 

2017  すこやか ー健康な暮らしー

 
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健康と聞いてあなたは何をイメージしますか?
体のことはもちろん、自由な心、豊かに循環する自然、生活、交流、エネルギーなども地球の平和、そして健康に繋がるとアースデイ那須は考えます。
その意識を共有し、すこやかに未来へつないでいきます。

 

進化と価値

 

2017年参加は100店舗。参加者は5000人。。。はいないよねとお二人。規模が大きくなり、みんなでが難しくなった。各店舗でワークショップしてもらい、持ち帰れるようにしてもらった。  

コンセプトに合わない団体は辞退も。

2日間で準備等めっちゃ大変になった。駐車係は警備員を雇ったり。

勉強・学んでかえるにしたい。大規模のままというだけでなく、きゅっとしたい。

広げたいし深くもしたい。両立が悩み。

進化するに従い、価値が薄れない、初心貫徹が大事。

 

実行委員会

 
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メンバー30人ほど。実働は100人。メインで動くのは10人。コア15人。

経費は20万円 。補助金に頼らない 。参加団体1000円。 カンパ  繰り越しもある。場所は市の減免申請受けている。

 

質疑応答

「アースディで有機農業とか増えたのか」

大日向マルシェが産まれた。最初有機農業は趣味なんじゃないかと言われたが、 那須町が農業として推してくれ始めた。

金子くんの野菜という有機農業家も誕生し、 特殊な物じゃなく、地元のシェフも使ってくれた。

 

「参加者の地元割合」

那須町那須塩原市 8割  。2割は遠方もある。

参加団体は良いお店が出来た聞けば行き、アースディを知らせ、「良かったら来て下さい」とソフトにお声かけ。

 

計約2時間たっぷり、お話しをうかがいました、学びたいことが多く、時間が足らないぐらいでした。

なごやかな座談会を行うことができました。

これも富岡さんが企画してくれたお陰です✨

 

2018年が第一回となる「アースディ日光」にとって、さまざまにヒントが得られた有意義な時間でした。

お二人のお人柄がアースディ那須の可能性を広げていると思いました。やっぱり女性が共同代表が良い!

 

うちの美女、大貫さん、山口さん、このお二人に引き続き共同代表をやって欲しいと確信を持った日となりました!聞いてるTonちゃん!!


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「アースディ那須」の大平さん、大森さん、ありがとうございました。